SNSで再発見

Facebookを使っていると、
時々考えさせられることがあります。

使っている方は、十分ご存知のことかと思いますが、
まず、Facebookは実名主義のためアカウント登録する際に、
本名と生年月日の入力が必要となります。
(他にも任意で、いくつかのプロフィール情報を設定できます)
これらの個人情報は、公開・非公開の範囲を
自分で設定できるようになっており、
Facebookのシステムは、この設定の範囲内で、
ユーザー相互に情報を提供します。

例えば、自分がお友達になっている相手が、
生年月日を公開設定にしていれば、
「今日は〇〇さんのお誕生日です」
というお知らせ通知が届きます。
これは、リマインダー機能としてなかなか便利。
友達間で生年月日を非公開にしている人は少ないようにも感じます。
私も、昨年までは特に意識することなく「友達に公開」にしていました。

しかし、ある時、仕事でお付き合いのある方から、
こんな感想を聞きました。

「お祝いの言葉をかけられることは嬉しいが、
 FBにもらった誕生日のお祝いコメントへの返事をするのが面倒。
 相手の誕生日の時にも、コメントしなきゃ不義理な感じだしね」

この方の場合、SNS上の「お友達」は、
ビジネスでお付き合いのある方が多く、
実際の友人とは違うということもあるのでしょうが、
このご感想を聞いてちょっとショックを受けました。
巷では「ソーシャル疲れ」なんて言葉もきくけれど、
実際にそんな風に感じている方も、いるんだなぁ…と。

私もFacebookについては、
仕事関係で出会った方とお友達になることが多いので、

「コメントもらったら義理でお返ししなきゃ」なんて、

多少なりとも負担に感じている方が居たとしたら、
やはり悲しいわけです。
以来、誕生日祝いコメントは、ちょっと控えめに。
また、相手も気をつかわれないようにと、
実験的に、今年は自分の生年月日を
非公開設定に変更しておきました。

さて一方、こんな声もよく聞きます。

「普段会えない方との、コミュニケーションのきっかけになる」
「年賀状や暑中見舞いと一緒で、自然に声をかけられる良い機会だ」

そもそも、SNSってコミュニケーションツールなので、
ビジネス寄り・プライベート寄りの利用や
関係性の深い浅いに関わらず、上記のように前向きに捉え、
積極活用するのが本筋なのかもしれません。
面倒と感じるのならば、「友達」を絞るまたは
使わないという選択肢もありますしね。

さて、つい先日の誕生日、
私のFacebookウォールにお祝いコメントが
寄せられることはありませんでした。
親しい友人でも(お互いに)誕生日覚えている人は、
ごく限られているんですよね…。

ところが、旧友からメッセンジャー機能を使って
個別のお祝いメッセージは届きました。
こんな年になっても、
家族以外で誕生日を覚えていてくれる人がいる。
非公開にしていたおかげで、うれしい再発見となりました。

SNS上で、お互いに気持ちよくつながりを活用する方法は、
まだまだ、いろいろと考えられそうですね。


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