コンパクトシティってどうなんだべ?

昨年、市内の中心市街地に20階建てのタワーマンションが建ちました。
百貨店跡地の再開発で建設されたこのマンション。

◎目の前には設備の充実した市の総合図書館。
◎市営のコミュニティバスに乗れば市役所へも5分。
◎最寄り駅は、徒歩圏内。
◎観光スポットでもある岡崎城にもほど近く、
 夏の花火祭りでは、近くの河川敷から打ち上げられる花火を
 マンションから堪能することもできる。
◎マンション1階には、食品スーパーとドラッグストア、
 ヘアカット店、クリーニング店などが入居している。

まあ、とにかく生活するのに必要な機能が
徒歩圏内に揃っていて超便利なわけです。
分譲募集開始早々に全戸完売だったとか。
実は私の知人のご両親も持ち家を処分して、こちらの分譲を購入。
マイカーに頼らなくても生活できる環境は、
高齢者には特に魅力のようです。

まさに国が推奨・支援する「コンパクトシティ+ネットワーク」構想に、
ぴったりハマる物件だなぁ~と、思います。
→「コンパクトシティ+ネットワーク」については国土交通省HPをご参照ください
「コンパクトシティ」は、
今や以前ほどの勢いを失った中心市街地の活性化のため、
つまりは「地方活性化」につなげようー、ということで、
多くの地方で取り組みが進められています。

さて本日、仕事でこのマンションの近くを通りかかったので、
先週オープンしたばかりの1階の食品スーパーに立ち寄ってみました。
マンションの2・3階が店舗駐車場になっています。
うわさでは、当初は大変な混雑ぶりと聞いていましたが、
今日は平日のあさ11時頃ということもあってか、
徒歩でくるお客さんが多いのか、駐車場は結構空いていました。

さて、エレベーターで1階へ下りますと、
扉が開くなり少々ビックリさせられました。
左右に6人もの店舗スタッフの男性たちが、
いっせいに「いらっしゃいませ!」とお辞儀でお出迎えです。
各店舗からの応援でやって来た中堅社員風の方々でした。

「気合入ってるな~」と思いましたが、

店内には予想したほどお客さんもおらず、
ちょっと拍子抜けしてしまいました。
しかも、お客様のほぼ9割以上はご高齢者の皆さんです。
時間帯や曜日が変われば、
もう少し客層も変わってくるとは思いますが、
それにしても高齢者率が高すぎないか…。

ふと、次のようなマイナスな思考が頭をよぎってしまいました…。

「コンパクトシティ化って…
 中心市街地の活性化に本当に効果あるんだべか」

machi

これについては、
また次回のブログでもう少し考えてみたいと思います。


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