夕方に立ち寄ることの多い某パン屋さん。
先日、珍しくお昼時に行ってみたら、
ちょっと雰囲気が違っていて驚きました。
いつもならば、客層は仕事帰り風の中年女性が大半なのに、
昼時は、乳幼児をつれたママやご高齢の方ばかり。
いつも「ここで食べる人なんているのかしら?」と思って横を通り過ぎていた
店外の日除けパラソル付テーブルでは、
親子が買ったばかりのパンを美味しそうに食べています。
(晴天の春の日でした)
そして、駐車場はがら空き。
昼時は、徒歩や自転車でくるお客様が多いのかもしれません。
こんな風に、同じお店でも「時間帯」や「季節」によって、
来店する客層や利用のされかたって違いますよね。
話は変わりますが、
あなたは、自社のマーケティングのために
TwitterやFacebookなどのSNSを利用されていますか?
「アカウントを持っていて、一応は投稿もしている」
という方は、結構多いと思います。
しかし、その投稿は、どのぐらい効果を上げているのでしょう?
これを調査・分析する方法がないわけではありませんが、
完全な効果測定は、なかなか難しいものです。
しかし、それぞれのSNSで提供されている
アナリティクス(分析)機能を使って、
容易に把握できる情報もありますよね。
※「Facebookページ」をお持ちの場合、いいね!が30人を超えると“インサイト”という分析機能が利用できます
例えば…
・何人の人に投稿を見てもらえたのか
・投稿がどのぐらいシェア(またはリツイート)されたのか など
その情報を参考にすることで、
・今後どんな内容を投稿するか、
・お友達(またはフォロワー)とどんな風にやりとりするか など
運営方法改善のヒントが見つかります。
但し、閲覧数(母数)が少ない場合には、
その情報から読み取れることにも偏りが出てしまいます。
まずは、
「自社のお客様になってほしい人」に
「なるべく多く投稿を目にしてもらえる」ように
することが先決です。
どんなに素晴らしい内容であっても、
ターゲットとなるお客様に見てもらえなければ、
その先の効果は望めません。
じゃあ、どうするの?
いくつか対策はありますが、
まず簡単にお試し頂ける方法のひとつに
「時間帯を意識して投稿する」というモノがあります。
ご存知のとおり、
SNSの情報は、時系列でどんどん流れていってしまいます。
お客様がTwitterやFacebookにアクセスした時に、
タイムラインでパッと目に入らなければ、
投稿は読まれることもシェアされることもなく終わってしまいます。
ほとんどの場合、わざわざ過去に遡ってまで投稿を見てはくれません。
先に挙げた各SNSで提供されている分析機能を利用するだけでなく、
「ターゲットとなるお客様のライフスタイル」を想像して、
その人がどの時間帯にSNSを見ているかを想定してみるとよいでしょう。
例えば…
・朝の通勤電車の中で、SNSをチェックするビジネスマン
・起床時、昼休み、終業直後にSNSをチェックするOLさん
・学校や塾が終わって、帰宅してからSNSを楽しむ中高生
・昼間にSNSを楽しむ、夜勤や早朝からの仕事に従事している人 など
一般的には、21時~23時の時間帯に利用する人が多いといわれてはいますが、
ターゲット層によって、アクセスする時間帯や利用頻度は異なります。
まずは、あなたがターゲットとする層がよくSNSを利用する時間帯を想定して、
投稿時間を工夫してみるのです。
もちろん、最初は予測が外れて特に変化がみられないこともあります。
その場合は、また想定 → 改善を何度か繰り返すことで、
徐々に効果がでやすい時間帯が見つかってくるはずです。
また、狙った時間帯に投稿するのが難しい場合は、
予約投稿機能を使って予め投稿を準備しておくという手もあります。
SNSの運営には、マメさが求められるというものの
できるだけ、少ない手間で効果を上げていきたいところですよね。
これまで投稿時間帯についてあまり気にして居なかったという方は、
ぜひお試しください。