ホームページが無くっても

「自社のWEBサイト(ホームページ)は、あったほうがよいか」
というテーマで、昨日記事を書きました。
→無くちゃダメ?やらなきゃだめ?

今日はその続き、
「WEBサイト(ホームページ)の代替となるツール」
について一般的なものをいくつかご紹介したいと思います。
※無料で開設できるホームページ作成サービスはあえて今回除きます

baby

1つ目は、「ブログ」。
ご存知の方も多いと思いますが、
アメーバブログやライブドアブログなどの、
無料で簡単に開設できるブログサービスは、
特に専門知識が無い方でも気軽に始められます。

但し、無料版サービスでは、
デザインは限られたテンプレートの中から選択することになり、
見せ方や構成にこだわりたい方には、物足りないでしょう。
また、自社と関係ない広告が表示されることがほとんどですので、
自社ブランドの高級感・信頼感といった部分で、
見る人に違和感をもたれてしまうこともあります。
自社の業種や狙っているターゲット層等によって、
この点については一考の余地ありです。

2つ目は、「Facebookページ」。
デザインや構成面では無料ブログ以上に限定されてしまいますが、
投稿の手軽さ、拡散効果、分析機能、メッセージ機能、
ターゲットを絞って低コストで出稿できる広告など、
機能面は大変充実しているSNSサービスです。
普段スマートフォンやタブレット端末を使っている方なら尚更、
写真や動画なども簡単に投稿することができ便利です。
「開設してもFacebookに登録していない人は見れないんじゃないの?」
というご質問を受けることもありますが、
個人アカウントの「Facebook」とは若干異なり、
お店や企業・団体が開設する「Facebookページ」は、
誰でも閲覧でき検索エンジンの検索結果にも表示されます。

注意したいのは、
SNSサービス特有の情報のながれについて十分理解した上で、
運用する必要があるということです。特に個人情報や未公開情報の取り扱い。
例えば、
「個人が特定できるような写真を許可なくページに投稿してしまった」
「後日削除したが、既に投稿を見た他者に拡散され、複製が止められない」
なんて…よく、ニュースでも報じられるような話。
スマホで気軽に撮影して簡単に投稿できることが災いする場合もあるわけです。
もちろん他のメディアでも同じことがいえますが、
運用のガイドライン(お約束事、やっていいこと悪いこと)を、
面倒でも事前に決めておいたほうがよいです。

3つ目は、「LINE@(ラインアット)」。
ユーザー数が5億人突破ともいわれているLINE。
「パソコンは使わない、FacebookやTwitterはやってない。スマホでLINEはする」
そんな人は確実に増え続けています。
当初は若年ユーザーの割合が大きかったですが、
今や40代以上の主婦層だって結構使っています。
「LINE@」は、そんなLINE上にホームページを持てるサービスです。
つまり、人が集い賑わう場所に出店するのと同様な効果が望めるともいえます。

無料版では回数が限定されますが、
お友達ユーザーにお店からのお知らせを配信することもできます。
また、お客様からの問い合わせ受付機能やクーポン発行機能、リサーチ機能など
マーケティングに活用できる機能がいろいろとあります。

但し、LINE@を利用できない事業もありますので、
ガイドラインで確認の上登録手続きを進めましょう。
また、Facebookページと同様、SNSサービス特有の事に関して、
理解と注意が必要です。
それから、自社が狙う客層はまずLINEを利用しないと思われる場合、
これは、LINE@を活用しても手間の割に効果が望めませんので、
他の手段を検討したほうが得策かもしれません。

以上ざっくりご紹介しました。
他にも代替となるツールはありますが、
いずれのツールを採用した場合でも、
共通するのは「開設しただけではダメ」ということ。

ツールを活用して下記のようにPDCAサイクルを回していくのが、
効果を上げるための基本となります。

・どんなことをするか計画する(Plan)
・実際に情報を発信する(Do)
・反響をチェックする(Check)
・見直し改善し、次の情報を発信する(Action)

さて、ここまでお読み頂き、
「ホームページを作るよりは簡単そうだけど、これらもちょっと面倒そうだねぇ」
そんな風に感じられたあなた。

「WEB上に全く居場所を持たないよりはマシだ」と考えて、
ぜひ、少しずつでもチャレンジしてみてください。
効果が現れ始めると、きっと運用するのが楽しくなってきますよ!


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