知っているなら教えてよ

国の施策や制度改正がらみの情報って、
どうも小難しくてわかりづらく、
アナウンス不足ということもあり、
我ら一般市民には、うまく伝わってこないものです。

例えば、行政によるサポートサービスのことや
国や自治体が出している補助金や助成金など、
自分の生活や仕事に活かせるような情報があっても、
知らないままで過ぎてしまうことが、
多いのではないでしょうか?

最近もあちこちで立て続けに、
次のような声を聞きました。

「え?そんな情報があったの?
 これまで誰も教えてくれなかった」

「いろんな業者に仕事を頼んでいるけど、
 誰一人その情報を知らせてくれなかった」

「後で聞いてみたんだけど、
 知っているのに教えてくれなかっただけのようだ。
 自分も早く知っていれば活用できたのに」

「知ってる人だけ得をするようになってるんだな」

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私なんぞは、相手にとって役に立ちそうな情報は、
聞かれなくても教えてあげたくなっちゃう性質なので、
これらの声を不思議な気持ちで聞いておりました。

そのことを、いくつかの取引業者さんとの間で
話題にしてみたところ、次のような回答(?)が得られました。

「教えることで自分も儲かるなら、そうするでしょう。
 手間がかかるだけで儲からないから教えないのでは?」

「知っていても、そのことが相手にとって有益な情報だと
 頭に浮かばない・結びつかない場合もあるだろう」

「専門業者とはいえ、社内分業していると、
 営業窓口担当者はあまり詳しい事を知らないから
 教えられないというパターンもあるね」

ああ、言われてみればその通り…ということばかり。
しかし、こういう状況はなんかやっぱり悔しい。
“本当に必要とする人に、有益な情報がきちんと伝えられるべき”
そう思います。

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今後は私も微力ながら、
もっと、「人と情報」や「人と人とを」
つなげられるような仕事ができたらよいなと、
考えております。


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