「客寄せ品」がバカ売れする時代

昨日、岡崎公園の桜を見てまいりました。
仕事の合間に、近くに行ったついでだったので
駆け足で一巡りしただけでしたが、
いくつか面白いものに出会いました。

その一つがコレ!

カメラロール-6961

『特大花見団子』

つい店の前で足を止めてしまう
インパクトはありますが…
なんと価格は1本1000円!
普通サイズ(1本100~90円※店により違いあり)の花見団子の
12本分に相当する分量だとか。

あとで賞味することを考えると、
「実際、買う人いるの?」と
心配になる大きさです。
結局、普通サイズの団子を買うんじゃないか?
売れないことを承知でディスプレイする
「客寄せ品」ってのもあるしなあ…

ところがです。
これを売っていた屋台の
かわいらしいお姉さんに聞いてみたところ、

「少ない時で1日70本、普通なら1日100本ぐらい売れますよ」と。

なんと、1日10万売上げる人気商品!
原材料費は知れてますから…なかなかの儲けですね。

「皆さん、一口食べるところを写真に撮ってネットに上げるみたいですよ。
 その後、小さく切り分けてたべてるらしいです」

「実は、先日もTVの情報番組で取り上げられたばかりで、お客さんが殺到しました。」

いわれてみれば、確かに個人もメディアも
ネタとして活用したくなる商品です。
特に、ヴィジュアルで魅せるメディアでは、
このインパクトに加え季節性もあるこのようなスイーツは、
本来の味よりも「ネタとしての美味しさ」がウケますね!

続けてお姉さんいわく。

「ここでしか売ってませんし、この時期しか作らないんですよ♪」

やられた…

特大花見団子を食べる写真

お土産に買って帰りました。はい。
串(割りばし)を持つ手が、腱鞘炎になりそうなぐらい重かったです。

巨大花見団子

皿に載せて置いておいたら…

カメラロール-6981

切り分ける前に、子供らにかじられて悲惨な有様に。

とまあ、こんな風にブログネタにする人あり、
SNSにアップしてシェアする人が山ほど溢れている昨今。
昔であれば、アイキャッチ用と割り切って店頭に並べていたような客寄せ品が、売上を支える主力商品になるわけです。

商品ラインナップを考えるとき
商品そのものの品質や価格のバランスはもちろん大事。
でも、これからは単に「モノ」ではなく、
絵になる→シェアできる→皆で楽しめるといった「コト」が付加された商品がより支持を集めていくと思います。

さてさて、御社の商品・サービスには、
そのもの自体以外の「コト」は付加されていますか?


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