今やどんな企業でも、
ITやWEBとの関わりは避けられません。
どんな業種かに関わらず
その分野であまりにも後れをとると、
企業自体の競争力低下は免れないと思います。
大企業であれば、
まず、社内に専門部署を設けているはず。
では、中小企業・小規模事業者はどうか。
多くは、そんな余裕はないでしょう。
だからといって、
手をこまねいて何もしないのもマズい...。
そんなときに、お声が掛かるのが、
その会社に出入りのあるIT関係の業者だったり、
社内で比較的ITやWEBに詳しい人材だったりします。
後者は、ひとりIT部門というのでしょうか、
(皆さんの会社にもそういう存在いませんか?一人ぐらい)
日頃の担当主業務をこなしつつ、
社内IT担当として、
IT業者と社内をつなぐ翻訳係的な役割も果たせば、
社内PCの日常的なメンテナンスや、トラブルにも対応します。
また、企業の「WEB担」や「中の人」として、
自社のWEBサイトやSNSの運営管理者を務めることから、
自然とWEB上では、
その企業のフロント(顔)の役割も果たすことになります。
実はこの役目、なかなかの重責。
社内の周りの皆さんは、
「あの人は、そういうの得意だし、好きそうだし」なんて
気軽に頼んでいるものかもしれませんが...。
それだけの専任でやらせてもらえるケースは稀で、
大半が他の主業務と兼務しながら担当するのですから、
勤務時間内の時間的な負荷は相当なものになります。
また、日々変化する技術や情報にある程度は
通じておかねばならず
常に学んだり・調べたりということを、
勤務外でもやっていかないと対応が難しい。
自社のことについても、
誰よりも全体をしっかり把握・理解しておかないと、
いろいろと不都合がでてきますから、
これまた勉強が必要です。
私も、独立前に在籍した職場で
そんな立場を6~7年担当しましたので、
いろいろ思うところがあります。
特に、「WEB担」の役割は、
時に精神的にもプレッシャーを感じることがありました。
勿論、大半は楽しくやりがいをもって臨めていたのですが、
その企業のフロントとして、主に一人で、
次のことに責任をもって行わないと...と思うと、
時々心が折れそうになりました。
●正しい情報を誤解をうまぬように発信すること
●WEB上では、自社ブランドを損なわぬ行動をとること
●WEB上で不特定多数の皆さんと、上手にコミュニケーションすること
●WEB上の皆さんと自社内のつなぎ役を務めること
(WEB上の反応を収集し分析→それを社内にフィードバック→改善を求める)
WEB上では、
時には、顔の見えない相手から発信される、
自社のいわれなき悪評や誹謗中傷にも出くわしますし、
SNSでは直接的に、誤解や批判にさらされることもあります。
「クレームは宝」
「誤解は、自社に対する理解を深めて頂けるチャンス」
「社内の皆と一緒に考えて対応していけばよい」
そう頭ではわかっていても、
まるで個人的な攻撃を受けたかのように
がっくりきちゃうことも度々ありました。
(表面的には、スマホやPC触って遊んでいるかのように見えたかもしれませんが...)
しかし、今振り返れば、
このプレッシャーを乗り越え、
担当させて頂いてよかったと思える財産を
沢山手にいれられたと思います。
まあ、そんなわけで、
中小企業や小規模事業者内で、
「WEB担」をされている皆様や、
これから「WEB担」になりそうな方には、
ぜひ皆さん、もうちょっとばかし敬意を持って
協力・応援してあげてほしいんです。
もちろん私も応援してます。
がんばれ!WEB担!
数年後には、
素晴らしい財産が手に入るから!
ちなみに、弊社では、
御社のWEB担のご負担を軽減するために
身近なサポーター役も引き受けております。
ぜひお気軽にお声掛けくださいね。