新たな事業を立ち上げたり、
新商品を開発するにあたって、
◎市場の状況
◎競合の状況
◎自社の現状
の3つを知り・分析することは欠かせません。
しかし、皆さんの会社で、
新規事業立上げ、新商品開発などを
実際にやろうとなったら、どうでしょうか?
(まず、「自社の現状」を知ることは、
なんとかなりそう…かな?)
(「市場」や「競合」の状況を知るには、
調査(リサーチ)が必要だ。
でも、そんな調査を実施する余裕は…ないな)
多くの中小規模の事業者さんの本音は、
こんなところではないでしょうか。
●具体的な調査の方法にも不案内
●調査に必要な人手や費用も捻出が難しい
●調査会社に依頼するという方法もあるけれど、
高額な調査費用を払う余裕は無い
ところが、昨今は非常に便利な世の中になりました。
もう、お気づきの方もいらっしゃるでしょう。
そう、インターネットを活用して、
お金をかけずに調査することができますよね。
具体的には、新事業や新商品に関係するキーワードを
使ってネット検索をかける、といった方法が考えられます。
しかし、実際にやってみると
膨大な情報をどう整理して、どのように捉えればよいのか、
困惑してしまうこともしばしば。
そんなとき、効率よく調査し、
その結果を活用しやすいやり方の一つとして、
「なりきりリサーチ」をお勧めします。
何に”なりきる”かというと、
これから立ち上げようとしている事業や
開発しようとしている新商品の”ターゲット顧客”にです。
1.まず、ターゲット顧客を設定する(具体的に)
例: 30代のワーキングマザー。
仕事・家事・子育てに奔走し忙しい。
多少自分の体調が悪くても休むことができない立場。
なんとか家事負担を軽減したいと考えている。
家族との時間を大切にしたいと思っている。
2.上記のターゲットなら、自分の問題解決や欲望を満たすために
どんなキーワードで情報検索するか、複数想定してみる。
3.実際に、ターゲットなりきって検索を実施し、
どのような経路で求める情報に辿りつけたのか、
また納得できる情報とはどんなものだったかを分析する。
以上の過程の中で、自然と市場や競合の状況も知れ、
自社の現状とターゲットとの距離感も掴めるかと思います。
ただし、当然ながらネット検索した情報が、
市場や競合のすべてではありませんので、ご注意を!
できる範囲で他の調査方法も併用するとよいでしょう。
例えば、アンケート調査やモニター調査など。
また、国や行政が公開している各種統計調査のデータも参考になります。
調査結果は、マーケティングに活かせることは勿論、
新事業や新商品自体を充実させるヒントにもなります。
ぜひ、未来のお客様を想像して・なりきってみてください!