本日のブログタイトルをご覧になって、
人によっては「文字化け?ブログを乗っ取られた?」なんて
思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
どうぞご心配なく!
ちゃんと自分で入力したとおりです。
マーケティングについて少しでも学ばれた方は、
直ぐにピンときたと思います。
まず、最初にある「AIDMA」とは…
AIDMA(アイドマ)とは1920年代にアメリカ合衆国の販売・広告の実務書の著作者であったサミュエル・ローランド・ホールが著作中で示した広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを示した略語である。
AIDMAの法則では、消費者がある商品を知って購入に至るまでに次のような段階があるとされる。
・Attention(注意)
・Interest(関心)
・Desire(欲求)
・Memory(記憶)
・Action(行動)
Wikipedia「AIDMA」より引用抜粋
このAIDMA、大抵のマーケティングの基本書には載っています。
1920年代(日本では第一次大戦後。大正時代頃)から唱えられ始めて、
今もこの「消費者の(購買)心理プロセス」というものが、
使われているというのは、ちょっとした驚きでもあります。
続いて2つ目の「AISAS®」というものはというと、
電通が2004年に提唱した消費行動モデル。
インターネットの普及に伴い、消費者が自分で情報を入手・発信できる環境が整ったことを背景に行動を見ていくもの。
商品や広告に気づき(Attention)、興味(Interest)を持ったら、情報収集(Search)、気に入ったら購入(Action)し、他の人々と情報共有(Share)する、という考え方。
代表的な「AIDMA」モデルに比べ、心理プロセスがコンパクトになり、行動プロセスが拡大している。電通クロスメディアコミュニケーションWEB「クロスメディア用語集」より引用抜粋
今から約10年ほど前に、日本の広告代理店 電通が提唱した消費行動モデルです。
ネットでの検索やシェアが日常的なことになった現在では、
AIDMAよりも確かにこのAISAS®のほうが、しっくりきますね。
3つめのSIPSも電通さんで提唱された(2011年)消費行動モデルです。
他にも、さらに新しい消費行動モデル、
購買心理モデルといわれるものがいくつか提唱されています。
さて、世の中がめまぐるしく変化していく中で、
消費者の行動パターンも変化していきます。
古くからの定番理論も押さえておくことは無駄にはならないでしょうが、
マーケティングに活用する理論やフレームワークといったものも、
つねに見直していく必要があるかと思います。
最近、販売士試験対策講座の講師を務めさせていただくなかで、
「AIDMA」について若い受講生の皆さんに説明することがあり、
ふと、そんなことを考えたという次第です。