愛着心をケアする仕事

1/5は官公庁の御用始め。
今日から仕事始めだったという方も多いのではないでしょうか。

さて、私たちが日々携わっているさまざまな「仕事」。
英国オックスフォード大学の「雇用の将来」というレポートによると
(以前ネット上でも話題になっていました)
今後20年のIT化進展の影響により、
今私たち人間が行っている仕事(職業)のうち50%は、
失われてしまうというということです。
つまり多くの仕事、特に単純作業が中心の仕事は
コンピュータやロボットに取って替られてしまうという予測です。
一方、IT化が進んだ20年後も失われない仕事TOP10として
次の職業があげられています。

 1位 レクリエーションセラピスト
 2位 最前線のメカニック、修理工
 3位 緊急事態の管理監督者
 4位 メンタルヘルスと薬物利用者サポート
 5位 聴覚医療従事者
 6位 作業療法士
 7位 義肢装具士
 8位 ヘルスケアソーシャルワーカー
 9位 口腔外科
 10位 消防監督者
参照・引用:Social Design News 2013/9/23掲載記事

人の心や身体をケアする、優れた五感を必要とする仕事や
より精密な技術や判断力を必要とする仕事は、
まだまだ人間にしかできないだろうということでしょうか。

robo

ところで昨日(2015/1/4)こんなニュースも報じられていました。
→製造元に捨てられたロボット犬「AIBO」…“治療”にあたる元エンジニア集団(Yahoo!ニュースより)

「ああ、AIBO…まだ使っている(飼っている)人いたんだなぁ」
そんなことを思いつつこの記事を読んでみたのですが、
不調にあえぐ老?AIBOの飼い主さんのコメントを読んで、
ロボットが、すでに人の心をケアする役割も十分果たしていることに気付き、驚かされました。
(人間やばいぞ!)
AIBOのようなロボットに限らず、人間が人間以外の「物」や「ブランド」に
深い愛着心を持つことは、今も昔も、きっとこれからも変わりはないでしょう。
そして「愛着心をケアできるポジションの仕事」は、
この先も世の中から必要とされるのではないでしょうか。
ここのところは、ぜひとも人間が頑張って担いたい分野だと思います。

今後、自分が携わっている仕事の中に、
このような要素をどれだけ含められるかどうかを考えさせられた
今年の仕事始めの日でした。


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