今日は名古屋へ行く用事があったので、
帰り道に「大須商店街」に寄ってきました。
大須商店街といえば、
商店街活性化の成功事例として全国的にも有名な商店街です。
(→中小企業庁「がんばる商店街77選」でも紹介されています)
戦後~昭和40年代にかけて一時衰退し、
空き店舗だらけの時期もあったそうですが、
近年では、そんなことが嘘のような賑わいぶり。
そして大須には、あらゆるものが共存しています。
古いものと新しいもの、骨董品と最新家電、大型店と零細店、
老いも若きも、日本人も外国人も、高級ブランドとB級グルメも…と、
とにかく「何でもあり」な商店街なのです。
だからでしょうか、
いつ行っても、何度行っても面白いと感じます。
まさに「ごった煮」の魅力。
特に用事がなくても、立ち寄りたくなる場所です。
ところで、賑わいを取り戻しただけではなく、
今も日々さらに発展させようと尽力している
商店街関係者の皆さんのパワーは素晴らしいですね!
いくつかの資料から活性化の過程を見てみましたが、
・あきらめずに継続する
・周囲を巻き込みながら、とにかく前へ進める
・新しいことを柔軟に取り入れてゆく
・活かせるものは、すべて活かす
そういった関係者の姿勢が
今の成功を生み出したのだなあと思います。
さて帰り道、正月飾りを販売している古びた商店の店先で、
「その子たちは買わないでしょう」と思われるような若い子たちにも、
笑顔でお辞儀をし店内へと誘うお婆さんを見かけました。
大須には、こんな福の神みたいな笑顔をするお年寄りも
たくさんいるのです。