「12月も、もう半ばですね」
そんな何気ない言葉から会話が始まった時、
あなたなら、どんな言葉を返しますか?
ビジネスマンなら
「そうそう、忘年会の約束で予定がいっぱいですよ」
かもしれませんし、
イベント好きな人なら
「待ちに待ったクリスマス!パーティで盛り上がるつもりです」
なんて応じるかもしれませんね。
その人の立場やキャラクターによって
連想されることは、それぞれ違います。
自分との違いに驚かされることも、しばしばです。
ちょっとした会話からでも、
自分の持っていない視点に触れることができ
また、相手のことを理解することにもつながるんですね。
さて先日、同年代の経営者の方と会話していて
驚かされたことがあります。
「12月も、もう半ばですね」という私の言葉に、その方はこう返されました。
「もうすぐ冬休みですね。お子さん、給食が無いから大変でしょう」
まさかの返しでした。
母親同士の会話であればよくある、当たり前の返しですが
この方は、男性だったのです。
私は、この些細なやり取りで相手の方にこんな印象を持ちました。
◎相手の立場に立って連想し、相手が話しやすい話題ができる人。
◎おそらく父親として、子育てに積極的に関わっている人。
さすがは成功している経営者!と、
大げさかもしれませんが、感心してしまいました。
きっと、お客様にも人気なんだろうな、と。
さて、年末年始はイベント・行事が多く
企業やお店でも、毎年それらを機に
様々な販促プロモーションを実施されていると思います。
しかし、これらはなんとなく
『ただ毎年同じことを繰り返すだけ』に
なっていないでしょうか?
改めてお客様の立場から『年末年始』を連想したり、
実際にコミュニケーションを取ってみれば、
お客様の心を掴む新たなプロモーションのアイデアが
浮かんでくるかもしれませんね。