“好き”でいっぱいのお店

以前からちょっと気になっていた、
国道沿いの小さな喫茶店。
今日、ちょうどその近くで
友人とお茶できる場所を探していてふと思い出し
初めて入店してみました。

入ってみると、席はカウンター席のみ。
椅子も6~7脚ぐらいしかありません。
お店は、マスター一人で切り盛りしているようす。
グルメサイトでは「ドイツ風カフェ」と紹介されていましたが、
メニューを開いてみると、
ドイツ料理はもちろん、珈琲やデザート、
そしてアルコールのメニューも豊富です。
なぜか、京都の”ひやしあめ”なんていうものもあったりと、
バラエティに富んでいて、なんだかワクワクして来ました。

取りあえず初めてということもあり、
ブレンドコーヒーのモーニングセットを注文。
モーニングに付いてくるパンは、もちろんドイツパンです。

morning

さて、同行の友人がメニューについて質問したのをきっかけに、
マスターから、いろいろと興味深い話を聞かせてもらいました。
ドイツで16年過ごしたというマスターならではの、
ドイツ語やドイツパンに関する話から、地元愛知の歴史話まで、
メニューと同様、話の守備範囲は広くその数も豊富なのです。
また、元バーテンダーだったというマスター。
話し方やコミュニケーションの取り方も自然で好感がもて、
流石だなぁ、と感心してしまいました。
初めてのお店でカウンター席に座るのって、
少し緊張するものですが、このお店は居心地がいいのです。

会計を終えて店を出る間際の会話で、
マスターがこんなことを言ってました。

「店の中は僕の好きなものでいっぱいなんですよ」

店内を見回せば、インテリア、食材、お酒、歴史読本等々、
確かに一つひとつがマスターが好きで集めたらしきものでいっぱいです。
そして、このカウンターのみのお店のスタイルからして、
マスターはお客様のことも大好きなんだと感じました。
このお店は、確かに”好き”でいっぱいのお店なんですね。

なぜか居心地のよい理由が、わかったような気がしました。


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