何か事を起こす時、進めてゆく時、
それらに2人以上の人間が関わるようであれば、
そこに組織が生まれることになります。
多くの人が、なんらかの組織に属し日々活動しています。
しかし、その規模の大小に関わらず、
なんの問題も無く・円滑に運営されている組織は
少ないのではないでしょうか。
組織づくりとその運営方法については、古くから研究がなされています。
いわゆる『組織論』というもの。
私も、販売士という資格を取得するにあたり、少々組織論について学びました。
学んだことが、どの程度実践で活用できているのかはさておき、
「こういう事を、もっと早く知っていればなぁ~」と、つくづく思います。
例えば、「バーナードの組織の成立要件」のような
ごく基本的な理論を、小学生の頃に知っていれば、
あんな失敗はしなかったと…。
その失敗とは-
私は小学4年生の時に、ある組織を立ち上げることを決意しました。
それは「野球チーム」です。
野球が大好きで、とにかく野球をしたい!という一心で
なんとかメンバーを集めようとしました。
学区内に一つリトルリーグのチームはありましたが、
私の住む地域からは少し遠く、女子は入団できない。
また、何かとお金も掛かりそうでした。
なので、これはもう自分で作るしかないと思ったのです。
幸いにも、近所には練習に使えそうな空地がありました。
さてこの時、私が大いに参考にしたのは、当時愛読していた
といった”野球漫画”でした。
(「もしドラ」の主人公のようにドラッカーとの出会いは無く…残念)
ドカベンの山田のように、まずはなんとかメンバーをかき集めるんだ!
誰でもいいから頭数をそろえるぞっ!
そんなことを考えながら、
近所の小学生たちを片っ端から勧誘しました。
しかし、思ったほど乗り気になる子はいませんでした。
「興味ない。野球なんてやったことないし」
「疲れそう」
「習い事があるから」
断られても、諦めるわけにはいきません。
(ドカベン山田も、最初はメンバー集めに苦労していたもんね…)
そう自分を鼓舞して、男女を問わず声を掛けまくりました。
結局、比較的いつも暇そうでぶらぶらしている子たちと
その子たちの小さな弟妹たちまで、
なんとか言いくるめてメンバーを揃えました。
もちろん、誰一人やる気をもって参加を決めたわけではありません。
いわゆる”寄せ集め”での、チーム立上げとなりました。
翌週から、空地で練習を開始することになりました。
(私が独断で決めました)
しかし、そこからは目も当てられぬ失敗の連続…。
思い出すだけでも恥ずかしい…。
(つづく)