素敵なファンの作り方

「街中で白い服の女性が50mにわたりずらり」
今日そんなニュースを目にして、
何かの宗教団体の会合か?と思いました。
しかし、どうやらそうではなく、
退団するスターを見送る宝塚ファンの列なんだそうです。
退団の時には白い服で見送るのがお約束のようです。

そういえば、昔勤めていた会社の先輩が熱烈な宝塚ファンで、
ファンならではのルールがあると言っていたような記憶が…
(先輩、カラオケでは“すみれの花咲く頃”を必ず歌っていたなぁ)

もちろん、どんなのスターのファンクラブでも、
それぞれにファンとしての「しきたりやルール」はあると思います。
しかし、宝塚ファンの場合は、聞くところによるとですが、
それが非常に徹底しているようなのです。

脈々と受け継がれた節度あるルールを、
ファンの皆様がきっちりと守っていらっしゃる。

このような統率のとれた熱烈なファンに支えられてこそ、
宝塚歌劇団って、長きにわたり成り立っているのではないかと思います。
企業においても、このようなファンを育てたいところですよね。
そのために必要なこと、それは、
その組織に一貫する『理念』や『精神』の存在
なのではないでしょうか?

宝塚歌劇の偉大なる父、小林一三翁の遺訓「清く 正しく 美しく」
宝塚歌劇のモットーである「清く 正しく 美しく」は、小林一三翁の教え。“家族ぐるみで安心して楽しめる国民劇”を目指した一三翁が、華やかな夢の舞台を支える歌やダンス、演劇といった芸能の基本はもちろんのこと、礼儀作法やマナーをわきまえ、一人の女性として、社会人としての品格を忘れないようにと贈った言葉です。その精神は、時代がどんなに移り変わろうとも、すべてのタカラジェンヌ、すべてのスタッフの中に深く息づいています。
引用-宝塚歌劇公式ホームページより

宝塚には、団員やスタッフはもちろん、
OGやファンなどのステークホルダーにも。
共通した理念と精神が存在しているのです。
統率がとれ結束が強くなるのは当然だと感じます。

大抵の企業が『企業理念』を掲げてはいますが、
これを軸に一貫性のとれた行動や外部への働きかけをしているかというと、
ちょっと疑問です。
自社ならではの『理念』と『精神』を意識して行動すれば、
それに共感してくれる素晴らしいファンが増えるかもしれませんね。

ところで、初めて宝塚歌劇団のホームページを
じっくり閲覧してみたんですが、
サイトのデザインが今どきで、かなりかっこいいです!

duka

流石だわ…ほれちゃいそう。


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