近年「ライフハック」っていう言葉をよく目にしませんか?
ライフハックを中心に情報発信しているブロガーさんも多くお見掛けします。
ライフハックとは-
効率良く仕事をこなし、高い生産性を上げ、人生のクオリティを高めるための工夫。
もともとは「主にハッカーやギークなどが、コンピュータやシステムを活用して仕事を効率よく行うためのテクニックやノウハウ」という、「仕事術」的側面の強い単語だった。アメリカのテクニカルライター、ダニー・オブライエンが2004年に行った講演が始まりである(O’Reilly Emerging Technology Conference 2004)。
2005年ごろから日本でも流行し始めた。「ライフハック」という言葉は当初の意味から広がりを見せ、現在では「人生(ライフ)をハックする」という、仕事に留まらない広い領域を扱う単語として捉えられることもある。
はてなキーワード-ライフハックとは-から引用
「生活の知恵・工夫」というよりも、ちょっとばかりカッコいい呼び方ですね。
さて、正月三が日も間もなく過ぎようとしています。
この年末年始は、ご親類と一緒の時間を過ごした方も多いのではないでしょうか?
我が家も、年末恒例の餅つきや年頭の初詣で親類と集いました。
実は、いつもこのような機会に感じることがあります。
それは、
「ばあさんのライフハック力の物凄さ」です。
※写真は関係ないジイさんです
ちなみに、”ばあさん”というのは、私の義母(主人の母)のことです。
嫁入りする前に、すでに義母には何人も孫がいて皆から「おばあさん」と呼ばれていたながれで、私もずっと「おばあさん」と呼ばせてもらってます。
よく考えると失礼な話ですが…まあ、いいや。
で、その、うちのばあさんのライフハック力ですが、
そのライフハックの数も質も本当にハンパないのです。
(数年前に逝去したジイさんも中々でした)
例えば、餅つきでついた餅の保存方法。
通常であれば、”のしもち”にして、餅切り包丁でカットし保存するのが定石ですが、ばあさんのライフハックではこうなります。
「つきたての餅を牛乳パックに投入し、ブロック状にする。」
カットするのは、餅が固まってからとなります。
カットしやすく、のしもち状からカットしたものよりもカビにくいのがメリットです。
しかも、持ち運び(※)や保管がしやすい!
スタッキングだってできる!
※一般的に餅を携帯する機会はないとは思いますが、私は過去に会社に昼ごはんとして携帯していったことはあります。はい。
まあ、これはほんの一例で、
このほかにも生活していく上での創意工夫は勿論、健康管理、お金の管理、防犯対策、趣味の水引細工や編み物、切り絵などの制作技術(個展を開いたこともあります)等々、ばあさんは山ほどのハックを持っています。
そのうえ、実施結果や新情報、周囲の反応等も参考にしつつ、ハックは常にバージョンアップされてゆくのです。継続も怠らない。
多分、ばあさんがなにか商売をしていたら、大いに繁盛したことだろうといつも思っています。
女性や高齢者の力を活かそう、なんて今更あれこれ声高にいわれていますが、うちのばあさんみたいに豊富なハックで自分や周囲の人たちの人生を豊かにしている人は、結構沢山いるんじゃないかしら。
その人たちに今どきの情報発信のスキルを提供する、または周囲の若い世代が代わって発信したり、場合によってはマネタイズしてあげれば、もうそれだけで世の中ハッピーになるんじゃないか。
そんなことを考えさせられた年末年始なのでした。
さて、あなたはどんなライフハックをお餅…もとい、お持ちですか?