戦後70年目の終戦の日。
朝、目覚めてみれば、
桜島の噴火警戒レベルが「4」に
引き上げられたというニュース。
先日、再稼働した川内原発は、
桜島からわずか50kmしか離れていないといいます。
専門家たちは大丈夫というものの、
なんだか心が騒ぎます。
また昨日は、首相談話が発表され、
この件でも賛否両論がでて、
世の中ざわついています。
そんなわけで、今年の8/15は、
どうも心静かに過去に思いを寄せられる雰囲気では
ないように感じました。
さて、その今回の終戦70年首相談話ですが、
50年目、60年目の首相談話とあわせて
私も全文読んでみようと思い、
取りあえず、読みやすいように、
全文をWordにコピペし文字サイズや改行幅などを揃えました。
すると、過去の2つは、
いずれもほぼA4サイズ1頁に納まる文字数なのに、
今回の談話は、なんと3頁弱のボリューム。
過去のものと比べかなり長文です。
しかしながら(内容のひとつひとつは兎も角)、
その長文の終戦70年首相談話の方が、
読みやすかったうえ、不思議と印象に残りました。
たぶん、「百年以上前から」現在に至るまでの、
歩みをストーリーとして語るような書き方により、
すっと頭に入ってきたのでしょう。
(この前半部分に不満な意見もあるようですが)
また、印象に残った理由は、
やはり後半に繰り返された
「胸に刻み続け」というフレーズによるのだと思います。
つまり、リフレイン効果というやつですね。
原稿を考えた方たち、巧いこと書いたな~、
そんな感じを受けました。
しかし、自然災害、原発事故、そして戦争は…
決してリフレインしてほしくないものです。
ほんとに。