昨日のブログ「イケてる店はトイレもイケてる!」で、
たかがトイレ、されどトイレ…
その清潔感や使い勝手等は、
来店客の店に対する印象を左右する-そんなお話をし、
繁盛店のイケてるトイレの一例を紹介しました。
今日は、逆の例、
「イケてないトイレで勿体ないことになっているお店の例」を
紹介したいと思います。
それは、とある地方のお好み焼きのお店でした。
カウンター席だけの、小料理屋みたいな小さなお店。
おばちゃん二人が店内を切り盛りしていました。
店内に入ると満席だったので、あきらめて帰ろうとしますと
「座敷もありますよ。一度外にでて左へ曲がってみてください」
と言われました。
言われたとおりに行ってみると、
確かに敷地の奥にプレハブで増築された座敷棟(?)があり、
外観は、本棟とつながっているように見えました。
しかし入口は別。どうも建物内部はつながっていないようです。
(どうやって注文をとるのだろう?配膳は?出前のように外から?)
そんな疑問を頭に浮かべつつ中に入ってみると、
広い座敷の奥に、小窓があります。
ここで納得。両棟の境になっている壁に空いているこの小窓を通じて、
注文や配膳を行うシステムなのでした。
ところでこちらのお店、とにかく激安!
お好み焼きが1枚80円~。
「デラックス」のお好み焼きを頼んでも150円程度。
焼きそば120円…(※5年前当時の価格。現在は不明)
お腹一杯たべても、千円を超えることは滅多にない。
そんなお店でした。
お味は、可もなく不可もなくといったところでしたが、
おばちゃんたちの笑顔や気配りは最高。
総じて「お勧めしたい店」という印象でした。
さて、トイレの話に戻りますね。
帰りがけにこちらのお店のトイレを利用させてもらいました。
しかし、トイレの引き戸を開けてびっくり!
便器の向こうに、もう一つドアがあるではないですか!
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つまり、トイレは、
カウンターのある本棟と座敷棟の間に設置されていて、
「どちらの棟からも出入りができる状態」だったのです。
少しわかりづらいと思いますので図で説明しますね。
↓こんな感じのレイアウトです
赤色の箇所がトイレです。黄色がトイレのドア(2つ)。
便器は和式。段差があって手前から一段上がらないと利用できません。
(男性が小用をたすのには良いかもしれませんが)
勿論、どちら側のドアにも内側に鍵がついています。
しかし、これが昔ながらのシンプルな引っかけ錠で大変心もとない鍵…
手で押さえて置かないと不安でしょうがない感じです。
つまり、用を足すには、
左右どちらのドアにも手を掛けて、
うっかり開けられてしまわないように注意しながら
しゃがまなければならないという、
物凄くストレスフルなトイレなのでした。
↓使用イメージ
さて、こちらのお店のトイレ。
面白体験としては、話のネタになります。
しかし、どうでしょう?
再来店したいと素直には…。
また、このお店を知り合いに勧められるかというと…。
(^^;)
以上は、極端な例ではありましたが、
せっかく他の面では良い評価を得ていても
トイレがイケてないばかりに、残念なお店って意外とあります。
本当に勿体ないですよね!