セクハラの思ひ出と反省

もうこの齢になると、
日頃は全く意識していないんですが…
先日ある会合でハッとしたことがあったので、
自戒の念を込めてのエントリです。

私を含め女性参加者は2名のみ、後は全員男性という会合でした。
飲みの場ではなく、いたって真面目な集まりでしたが、
今思えば時折、それ男性にしかウケないよね…というお笑いネタが飛び交う場面もありました。

そんな中であるひとりの男性が、
「あっ!今日は女性もお越しになっていたのに、大変失礼致しました!」と、ひとこと。

その瞬間、初めて私も、
(あっ!そうだよ女性がいらっしゃるのに!)
とハッとして、
もう一人の女性の方の反応が心配で、
そちらに視線を向けてしまいました。

つまり、一緒に笑っていた方…だったんですね。
完全に感覚がおっさん化してた自分がコワい…。

さてさて思い起こせば、
いわゆる「セクハラ」というものので嫌な思いをしたのは、
多分、20代の頃までだったような気がします。

システム会社の営業職で働いていたとき、
本社営業部は確か30人ぐらいの部署でしたが、
私以外すべて男性でした。
そのため、部内の円滑なコミュニケーションの一環として(?)
下ネタはいわば会話の潤滑油みたいになっていたものです。
(私の感覚もこのとき染まってしまった観もあり…残念。)

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その後、小規模な支店勤務に移動となり、
ここでは男女比率が一転。
SEやプログラマの女子たちと一緒に楽しく過ごせる
清らかな日々となりました。
商品管理部の若手男子も、頼りないけど無害だったし。

一点のくもりがあるとしたら、営業部直属の上司のみ。

物凄く仕事はデキて、営業成績もトップ。
この方から、時には頭をはたかれ叱咤されながら、
営業のノウハウを叩き込んで頂いたので、
大変尊敬も感謝もしているんですが…。

ですが…。

とにかく最強にエロい人でした!!

「次の契約がとれたら、膝枕して~♪」

なんていうのは、もう毎回のお約束。
もちろん強硬にお断りし、実施したことはありません。

また、本社やら各支店の、
女子を得意の「人たらしテク」で、
次々と愛人にしていらっしゃいました。
それは当人同士の勝手なので全く問題ないし、
私も全く興味はなかったのですが、
なぜか営業同行の時に、
その不倫恋愛話(自慢話?)を延々と聞かされるのには辟易しました。
アプローチからクロージングまで、事細かに…。
これも触られたりするわけではないものの、
立派なセクハラですよね?

ところで、この上司、
見た目は、はっきりいって不細工なオジサンだったので、
話を聞くたびに私は心底こう実感したものです。

「モテるための要素って、顔や体形じゃないんだ。
 身なり・気配り・人柄・マメさ、そして技術なのだなあ」

いやいや!感心している場合じゃなかったか!

その他、直接的なセクハラの思ひ出としては、
バイト先のお好み焼き屋のおやじに後ろから羽交い絞めされて
チューされそうになったときぐらいでしょうか。
(ホントにタコみたいな口でチューされそうになりました)

この頃は、警備会社でもバイトしていたので、
講習の護身術で習った技術が役に立ち、事なきを得ました。
なんでもやっておいて損はないですね!
店を脱出して、白昼店外の路上から、
「バイト代は払え~!封筒にいれてこっちに投げろぉ~!!」
と叫んだあの日が今は何だか懐かしい。
(お客様、お支払は期日通りによろしくお願い致しますね♪)

ちょっと思ひ出話が長くなりました。

何にしても、セクハラと取られるような言動はダメですね。
男性の皆さん、そしておっさん化しているおばさんたちもご注意を。

特にビジネスの場では、デメリットでしかありません。
それがために、素晴らしいビジネスパートナーを失うことだってありうるし、
また、多くの場で圧倒的に消費の中心にいる女性たちに、
不快感を与える言動は、百害あって一利なしですよね。

私も最近、女性のクライアント様が以前より増えたので、
おっさん感覚が出ないように、重々気をつけたいと思います。
(今日のイメージ写真の選択は、セーフかなあ?)


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