再チャレンジの機会

今日は、中学校が代休のわが子と喫茶店でランチ。
しかし、このお店それほど混雑していないのにも関わらず注文した料理がなかなか出てこない…
しょうがないので、週刊誌でも読んで気を紛らすことにしました。
たまたま手に取った一冊のスクープ記事は、つい先日の組閣で大臣になった某議員が、過去に民家に侵入し下着ドロをはたらいたことがあるーという、なんともショッキングな内容のものでした。
これが事実ならばとんでもない、なぜにそんな輩が国会議員に?しかも大臣にまで?そんな思いで少々憤慨しつつ、わが子にも「大臣になった議員さんが下着ドロしたことあるんだって!」と記事をみせました。
多感な中学生のこと、おそらく「うわっ!キモいやつ!なんでそんな人が大臣に?」という反応をすると思っていました。
ところが、わが子からは意外な言葉が返ってきました。

「昔にやったことで、今は更生してるんでしょ?それならいいじゃん。今、政治がちゃんとできる能力があるのなら」

えーーーーっ!?
あまりにも予想外な寛容さに絶句しました。
そして、現実的?能力重視?の冷静な見方にもびっくり。

確かに、現在禁固以上の刑に処されていないのなら議員に立候補することも許されているし、昔は道を外れてヤンチャをしていたけれど更生して今は世ために活躍中といった人は、各分野にいらっしゃいます。過去に過ちや罪を犯しても、再チャレンジの機会は奪われるべきではないのです。

で、でも…侵入盗…しかも下着ドロを犯すような意識の低い、欲望をコントロールできないような人物に、まっとうな政治ができるとも思えないんですけど…。
記事の内容が本当であれば、成人し結婚してからの犯行であったということですので、若気の至りともいえないかと。
少々納得はいきませんが、許容範囲は人それぞれ。再チャレンジの機会も奪われるべきではないのかもしれませんね。

さて、ビジネスの世界にも失敗や挫折はつきもの。
勤め人であれば、降格やリストラ、
自分で事業を興していても、うまくいかず廃業の憂き目にあうことだってあります。

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しかし、再チャレンジの機会も残されています。
再チャレンジを支援する国の制度だってあります。
例えば、日本政策金融公庫の「再挑戦支援資金」のような融資制度も。
とはいえ、再チャレンジには相当なパワーが必要なのが現実です。
特に日本では、米国などと比べ、再チャレンジする人を応援する雰囲気に欠けるともいわれています。
機会も支援も拡げられると良いですね。

しかし、下着ドロの大臣は…ちょっとな~!
事実でないことを願うばかりです。


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