今日6/7から6/13までの7日間は、
『危険物安全週間』なんだそうです。
カレンダーにそう掲載されていいるのをみて、
私も初めて知りました。
皆さんはご存知でしたか?
危険物安全週間は、平成2年消防庁により制定され、
以来毎年6月の第2週(日曜日から土曜日までの1週間)に各種事業が実施されております。
今日、石油類をはじめとする危険物は、事業所等において幅広く利用されるとともに、
国民生活に深く浸透し、その安全確保の重要性は益々増大しています。
このため、事業所における自主保安体制の確立を呼びかけるとともに、
広く国民の危険物に対する意識の高揚と啓発を図ることとしたものです。
一般財団法人全国危険物安全協会HPより
危険物を取り扱う事業所にお勤めの方や、
消防関係の方なら当然ご存知なのでしょうが、
私は正直いって「あ、そうなんだ…へえ…」という感じ。
さて、この全国危険物安全協会では、
毎年、啓発ポスター用の推進標語を募っていて、
採用案には結構な額の賞金(※)も出ている模様。
※最優秀作1点(消防庁長官賞と副賞20万円)、
優秀作1点(全国危険物安全協会理事長賞と副賞10万円)
そしてポスター写真には、標語とあわせて
例年その年話題になった有名人が起用されてきたようです。
ちなみに、今年は人気イケメン力士の”遠藤”を起用。
≫歴代ポスターの一覧をながめて見ると、
なんだかとっても懐かしいけれど、
リアルタイムでこれらのポスターをみた覚えは全くない…なあ…。
標語+ポスター制作に、
折角これだけの予算を割けるのですから、
(民間の中小企業の広報担当者は、羨ましいと思います)
これをフル活用しない手はないですよね。
自分がもし、同規模の広報予算を使って啓発活動を行うのであれば、
どんな風に企画・展開していくかを想像してみると結構面白いものです。
ところで、一般企業で商品やサービスのプロモーションを行う際には、
大なり小なり、その反響や効果を売上推移などで図ることをするはずですが、
目的が「啓発活動」となると、どうでしょう?
アンケート調査等で”効果測定”をする場合もあるでしょうが、
全くせずに終わってしまうことも多いかもしれませんね。
その場合は、次回からの改善・変化はほとんど行われず、
毎年同じことを繰り返すだけの広報活動へと陥ることでしょう。
もちろん、多くの人に「毎年恒例の〇〇」として認知され、
定番化しているようなことであれば、
“季節の話題”としてメディアで取り上げられたりもしますが、
単なるマンネリ化しているだけなのであれば、なんとも残念です。
予算がもったいない!
さてさて、御社の広報活動の中に、
マンネリ化している部分はございませんか?
一度振り返ってみるのもいいかもしれませんね。