今日は、客先訪問の前に少し時間があったので、
たまたま近くに在った大型書店に立ち寄りました。
書籍は勿論、文具やCD/DVDなどの品揃えも充実していて、
時間のつぶし甲斐のありそうな店でした。
ところで、書店で本を物色していると、
なぜだかトイレに行きたくなってしまう…
皆さんは、そんな経験ありませんか?
でも、大抵の書店では、
店外にトイレ設置している事が多いですよね。
しかも、店舗裏手のひと気の無い場所だったり、
和式トイレだったりするので、
私は、あまり利用する気にはなれません。
万引き防止策の一環なのかもしれませんが、
ちょっと便意はあるのに不便です(失敬…)。
「ええぃ!それだったらサッサと家に帰るか」と、
恥ずかしながら、買物せずに家路についてしまうことも、
しばしば…。
ところが、今日立ち寄った書店では、
なんと、店内の目立つ位置に化粧室コーナーがありました!
しかも、女性用と男性用とわかれていて、
広々として利用しやすい!
そして、化粧室コーナーに入る手前には、
ICタグをチェックするゲートが設置されていて、
商品を個室トイレに持ち込むことはできないような仕組みになっていました。
これなら、買物途中でそそくさと店を出てしまう、
私のようなお客さんは減ることでしょう。
じっくり店内を廻ることができれば、
いろいろな商品も目に入り、興味も湧いてきます。
自然と買上点数も増えそうです。
さて、最近では、店内に椅子やソファーが設置され、
休憩や試し読みのできる書店が増えてきました。
また、レイアウトが斬新であったり、カフェを併設していたりと、
ユニークで快適な空間を提供し話題になっている書店もあります。
昔は、立ち読みしていたら店の人にハタキでパタパタされ、
居づらかったものなのに、随分と書店も様変わりしましたね。
今や書籍は、ネット通販でも購入できます。
いつでも・簡単に・便利に目的の商品を手に入れることができるのです。
こんな中、リアル書店が生き残る道を探すとしたら、
お客様に「リアルでしか味わえない付加価値」を提供する、
ということになるのではないでしょうか。
例えば、「快適で長く滞在できる空間の提供」、
「楽しめる展示や店内イベント」等、
リアルでしか体感できないことは、沢山あると思います。
以上は、なにも書店に限ったことではなく、
リアル店舗の多くにあてはまることではないでしょうか?