防衛白書、経済白書、情報通信白書…などなど、
「白書」と名のつくものって沢山公開されていますよね。
ところで、白書とは…
“日本の中央省庁の編集による刊行物のうち、
政治社会経済の実態及び政府の施策の現状について国民に周知させることを主眼とするもの。
政府の施策についての現状分析と事後報告を中心とした公表資料であり、
統計、図表、法令などのデータ集は含まれない。”
(引用抜粋:Wikipedia「白書」より)
“国民に周知させることを主眼とする”といわれても、
政治経済に興味のある方や仕事の関係で読む必要があるという方を除けば、
「そんな難しそうなもの読まんわ!」と、
敬遠する方がほとんどではないでしょうか。
しかし、ご商売をされている皆様にとっては、
白書に書かれていることが、役に立つこともあるはずです。
だって、個人や一企業では簡単に集められないようなデータを使って、
その分野の現状や最近の傾向を分析した情報や、
実際の事例などを、タダ(※)で入手できるのですから。
※白書は、各省庁のWEBサイトからPDFでダウンロードすれば無料で読めます
さあ社長、この白書を活用してみませんか?
「イヤだ!」
そんなお返事が聞こえてきそうな気もしますが…
それを承知でお勧めしたいのが、
毎年この時期に発表される『中小企業白書』です。
また、今年からできた『小規模企業白書』というのも是非!
日本の中小企業の9割は、
小規模事業者(従業員数20人(商業又はサービス業は5人)以下の事業者)。
その現状は今どうなっているのか、
よその事業者はどんな風にやってるのか、
気になりませんか?
とはいえ、いずれの白書も結構なボリュームです。
読み解くための解説本がでているような代物でもあります。
ですから、全部に目を通して…なんて無茶なことは申しません。
活用の仕方としては「拾い読み」をお勧めします。
販路開拓、売上アップ、事業資金集め、人材育成…などなど、
上記2つの白書には、実際の事例が紹介されている部分があります。
この事例紹介の部分や、目次をみて気になった部分などを
拾い読みされてみてはいかがでしょうか?
今、御社が頭を痛めている課題を解決するヒントが、
見つかるかもしれませんよ。
さて、白書の中には、読みやすいマンガで公開されているものもあります。
→子ども科学技術白書
→まんがで読む防衛白書
中小企業白書にも、マンガのダイジェスト版があると読みやすいのに…
こんなこと言ったら怒られますかね。
白書を制作するのにも税金が費やされているのですから。