ロボットに恋する時代も近い?

先日、家電量販店で初めて「pepper(ペッパー)」に会いました。
pepperは、テレビCMなどでもおなじみの、
ソフトバンクから発売された”感情認識パーソナルロボット”です。

この日、Pepperは、某エスプレッソマシンの販促要員として
店頭で営業活動に勤しんでいましたので、
期待していたほどパーソナルな受け答えはしてくれませんでした。
(動作プログラムはこれから充実していくんでしょうね)
しかし、話し掛けた人間のほうに顔を向けて、
小学生ほどの低い目線からつぶらな瞳(?)で見つめ返すその様子は、
なんだかとっても愛らしかったのです!
一緒にいた子供達も、
「かわいい~!! うちにも一台ほしい~!!」と、
まるでペットを愛でるかのように大変盛り上がっておりました。

さて、pepperで大騒ぎしていた私たちのもとに、
今度はこんなニュースが飛び込んできました。

→死者も蘇らせるGoogleの「ロボットのクラウド性格カスタマイズ」特許(WIRED記事より)

グーグル社が取得した、
ロボットの性格プログラミング技術に関する特許についてのニュースです。

“生前の親族や著名人など、実際の人間の個性をロボットに載せることも考えられている。”って…
ここまでくると、その先、人類はどうなっちゃうんだろうと、危惧してしまいます。

・単なる労働力としては、疲れ知らずで仕事をこなす。
・情報処理の分野でも、人間の数百倍のスピードで処理をこなす。
・その上に、もしかしたら人間の心までも支配してしまうかもしれない。

手塚治虫の漫画(→火の鳥‐復活編-)にも、
ロボットと恋に落ちてしまう人間の話がありましたが、
現実にそんな時代へと近づいているような気がします。

robot

今ある仕事の50%弱は、
将来ロボットに取って代わられる、という説もあります。
10年後、20年後のビジネスの場では、
ロボットは業務を効率化する単なる道具から、
「パートナー」もしくは「競合相手」という立場に変わっているかもしれません。
これからのビジネスの進め方、作り方を考えるとき、
ロボットの活用方法(付き合い方)についても
頭の片隅に置いておいたほうがよさそうですね。


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