WEB関連の「バージョンアップ」や「アップデート」。
それぞれ「刷新」や「更新」といった意味合いで使われる用語です。
パソコンでもスマートフォンでも、
・セキュリティ対策ソフトのアップデート
・OS(Windows、iOS等)のアップデート
・各種ソフトウェアのバージョンアップ 等々
「最新のバージョンがあります。更新を実行しますか?」
なんていうメッセージが画面に表示されること、
しょっちゅうありますよね。
この更新にまつわり、
「更新しろというメッセージが何度も出てくるけど、
実行しても大丈夫?何かおかしくなっちゃわない?」
というご質問を頂くことも多いのですが、
1.何の更新がされるのか(ソフト名やサービス名等)を、よく確認の上、
2.関連するデータのバックアップを取った上で、
3.時間に余裕のある時に実行する。
そんな風にアドバイスさせて頂いております。
基本的には、ソフトウェアは最新の状態にしておいた方が、
機能追加や不具合修正、セキュリティ面での強化等のメリットを享受できます。
但し、中には詐欺的に更新を促し、
不正なプログラムをダウンロードさせるようなケースもありますので、
上記「1.」の確認をせずに、なんでもかんでも更新実行するのは危険です。
「2.」については、万一に備えて実行をお勧めします。
特に会計ソフトのバージョンアップ時などのように、
“更新前にバックアップを取る”ことが推奨されているものについては、
必ずバックアップを取っておきましょう。
また、更新を実行すると更新終了までに時間がかかったり、
端末で他の作業を行う際の動作スピードが落ちたりすることもありますから、
「3.」のタイミングで実行したほうが無難です。
出掛ける間際や、急ぎ他の作業を進めなければならないときには避けましょう。
さて、前置きがとっても長くなってしまいましたが、
タイトルの「16年ぶりに更新」されるものとは何でしょう?
16年も放置していたなんて…大丈夫なの?と思いますよね。
近々16年ぶりに更新されるのは、なんと、
「HTTP(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)」なんです!
HTTPは、ブラウザとWebサーバーのやりとりのルールを定めたもの。
普段意識することはありませんが、インターネットを利用する誰もが、
この技術の恩恵を受けています。
今回のHTTPの更新により、
ページの表示速度の高速化やセキュリティ面での強化が期待できるようです。
→参考:HTTPが16年ぶりのアップデート、Webはもっと快適に。(GIZMODO)
ちなみに、HTTPの更新にあたって一般ユーザーが実行すべきことは・・・
特にありません!なんだか空気のような不思議な存在ですよね。