「tsu」って何だ?

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先日、私のFacebookのニュースフィードに

「tsu」というSNSサービスへの登録を勧める
友達からの投稿が表示されました。
「間違いなく稼げる」という言葉に、招待リンクもそえられています。

(なんだか怪しい…)

Facebookでは、
ある程度信頼のおける方とのみお友達になっているつもりだったので

(Facebookを乗っ取られちゃったのかな?)
(誰かに洗脳されてしまったんだろうか?) など、

いろんな心配が頭をよぎりました。
以前、親しい友人がマルチ商法にハマってしまった時と同じ、
あのモヤモヤした感じ。

何はともあれGoogleで検索してみることにしました。
わかったのは次のこと。

●「tsu」は「スー」と読む
●「tsu」とは、米国発の“広告収入をユーザーと分け合う新しいSNS”のこと
●招待制のSNSである
●ユーザーがユーザーを招待して自分で構築したネットワーク内のコンテンツとともに表示された広告で発生した売上高の一部を獲得できる
●広告が取れるコンテンツを投稿するユーザーを招待すればするほどユーザーの収入が増える
(子ユーザーや孫ユーザーが増えれば収入が増える可能性が高まる)
●tsu運営会社は、広告収入のうち10%だけをマージンとして取り、残り90%はユーザーに支払われる
(例えば、広告収入1000円なら、900円はユーザーの収入になる)

(参照⇒ITメディアニュース2014/10/22記事

「うぅ~む…(・ω・` )」
子とか孫とかひ孫とか…ネズミ講みたい…
益々もって怪しい雰囲気を感じます。

その他にもいくつか「tsu」を紹介する記事をチェックしたところ、
Facebookのように実名登録制ではない(但し招待制)SNSで、
とりあえず法に触れない内容のサービスである、
ということでしたので、匿名でユーザー登録をし、試用してみました。
(FacebookやTwitterなど他のSNSとの連携機能は使わず)

まだ日本語化されていないので、
メニュー名や説明は英語オンリーです。
でも、Facebookと同じような感覚で、
写真や記事を直感的に投稿できますし、
写真の編集機能などは、使い勝手がよく感じました。

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tsuならではの特徴は

「Bank」という項目が表示されるところでしょう。
ここで自分の広告収入がチェックできるのです。

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「FamliyTree」という項目もあります。
お友達や子ユーザー、孫ユーザーができると、ここに表示されるのでしょう。

さて、他のユーザーの投稿を見てみると、
ごく普通の日常生活の報告投稿に混ざって
「こうすれば収益が増える」といったtsu活用ノウハウ的な投稿も目につきました。

こうして、少しのぞいてみただけではありますが、
どうも私がSNSでコミュニケーションを取りたいと思う相手が
利用する可能性は限りなく低いサービスだな、と感じました。

では、収益目的と割り切って利用するとしたら…どうでしょう?
●この雰囲気のSNSに広告を出す企業ってどのくらいいるんだろう?
●「稼げる系」や「出会い系」のような広告しか表示されないのでは?
●収益を意識して投稿を続ける労力や子や孫を増やす労力は
それに見合うだけの成果につながるものか?
●知り合いからの信用を失わないか?
いろいろと懸念事項が浮かびます。

結論。
今のところ、この「tsu」を積極的に使いたい理由が
やはり見当たりません。
お友達を招待する勇気も…ありません。

いろんなSNSサービスが次々と登場しています。
今後、どのサービスが多くの人に支持され、
どういった影響を周囲に及ぼすようになるのかはわかりませんが、
プライベートでもお店や会社のプロモーションに活用する際にも
それぞれの特性を理解した上で、慎重に検討したいところですね。


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