ツールづくりはここが肝心!

先日、クライアント様との打合せの中で、
急遽パンフレットを作る話が持ち上がりました。

こういうツール作りのご依頼を頂いた時、
私の方からまず
「どんなものを作りたいですか?」
と依頼主様に伺いますと、
大方皆さん、次のようなことについて
ご要望をおっしゃいます。

1.サイズや仕様(紙質、厚み、ページ数など)
2.デザインイメージ
3.掲載したい情報

もちろん、これらのご要望も
制作するにあたり欠かせない情報ではありますが、
私が一番最初に確認したいことは、
また別にひとつあるんです。

ちなみに先の社長も、
まずは 1.から、
かなり具体的なご要望を頂きましたが、
その後がちょっと違いました。

「しかし、これをどういう人に手に取ってもらえばよいのかなぁ、
 どんな内容を載せれば、次の行動につなげてもらえるかなぁ…」

そうつぶやきながら、
腕組みをして、
真剣に考えられ始めたんです。

実はまさにコレが、
私がいつもクライアント様に聞きたいところ!

これから作ろうとしているツールを活用して…

◎誰に向けて・何を伝えたいのか
◎どんなふうに使って・どういう効果を得たいのか

そういうこと。
つまりは、そのツールを作る「目的・用途」ですね。

どんなに豪華でコストを掛けた仕様にしても、
デザイナーさんに素晴らしいデザインをしてもらっても、
この「目的・用途」がハッキリイメージできていないと、
全く使い物にならないツールになってしまいます。

逆に、「目的・用途」をしっかり考えてから
掲載内容や掲載の仕方を練り上げれば、
多少見た目は落ちても効果を生むツールが出来上がります。

見た目のクオリティを落とせない業種もありますが、
そうでなければ、
まず社内でそのツールを使う人自身が
手作りしてみることをお薦めしています。
そして、実際に使ってみる!
その結果、改善すべき点がみえてきたり、
やはりプロの手が必要そうな部分が出てきたら
プロの手を借りれば良いかと思います!

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ところで最近、
事務所のあるマンション1F郵便受けコーナーの周りで、
乱雑にポスティングされたチラシが
郵便受けから落ち、風に舞い、汚れ…
ゴミと化しているのをよく目にします。
これを掃除するのが面倒で、
「またこの会社のチラシか~」
なんて思ってしまいます。

コストを費やして、
ポスティング費用までかけて
受け取り手に不快感しか与えてないなんて、
ちょっと悲しいですね。(T_T)


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