今日は、中学に通うわが子の三者面談に行って参りました。
やはり話題は成績のことから入るのですが、
どうも最近結果が振るわない様子。
担任の先生も「何かあったのですか?」と
大変心配してくださっている様子。
本人を前に、親の私にこんな質問を投げかけられました。
「最近お子さんを見ていて感じたことや、
困っているようなことってありませんか?」
(ふむ。最近好き放題に遊んでる…ともいえないしなぁ)
しばし考えてみましたところ、
そういえば、最近私が何か話しかけたりしてもそっけないし、
きつく反論してきたりするわ、と思い至り
「そうですねえ、反抗期…かな~?」
と答えてみました。
すると反抗期といわれた当人がかぶせるようにこう即答。
「お母さんにイラついているのは、私だけじゃない。
お父さんなんて、私以上にお母さんにイラついている。
〇〇ちゃん(姉)も結構イラついてるよ。
だから私、別に反抗期とかじゃないって!」
「ええっ!?マジ? じゃあ、わ、私が原因ってこと?」
まさかの返しに、困惑する私…あー、びっくりした。
家族中が私にイラついていたなんて、
言われるまでこれっぽっちも感じてなかったんで。
思わず先生に、謝ってしまいました。
「すみません。どうやら私が原因だったみたいです」
そして、先生も困惑。
何が何だかわからない展開になってしまいました。
成績不調のわが子が誰よりも堂々としているって、
どうなんだ?
しかし、論点をずらすための大げさな発言だったとしても、
指摘された点は、真摯に受け止めないといけないのかもしれませんね…(汗)
さて、会社でも似たようなことってないでしょうか?
経営者や管理職の皆さんが、
「うちの社員は、なっとらん!」
「いつまでたっても、ちゃんとした仕事ができない」
「こんなに指導しているのに、能力が上がらない」
「どうも意欲や積極性に欠ける」
「最近の子は、すぐに休んだり辞めてしまう」
な~んて、部下を評して愚痴ったりダメ出しをするとき。
まさかその原因が自分たち、つまりマネジメントする側にあるだなんて、
考えも及ばないことって、ままあるんじゃないでしょうか?
子は親の鏡といいます。
社内の人材育成も同じことがいえるのかもしれませんね。
「できの悪い子(に見える子)」に育てちゃったのは、
いったい誰なのか?
はたまた、どんな環境が影響をあたえたからなのか…。
経営者の皆さん。
わが身も時々客観的に振り返ってみないと…いかんですよ。はい。
もうすぐ今年もお終いですし。
私がいうのも、何ですけどね!
だって、経営者に対して「それ、まずいでしょ。」って、
率直に指摘してくれる人は、なかなかいないです。
そういう貴重な人がいても、
耳が痛くて遠ざけてしまうという方もいるかもしれません。
もちろん、自己否定して落ち込む必要はありません。
でも、経営にまつわる諸問題解決のためには、
こんな視点をいつも頭の片隅に置いておきたいところです。
「もしかしたら問題の原因は、自分自身にもあるのかも?」
目をつぶっていては、明日は見えないのであります。