8月から講師を担当させて頂いた、
大学での販売士検定対策講座(2級対策・全6日間)が
先日ようやく終了しました。
従来は、年に1度しか受験できなかった2級試験。
今年度からは、2月と9月の2回受験可能となり、
チャレンジの機会が増えました。
その影響なのか、今回受講生された皆さんは、
基礎編の3級は学習も受験もされず、
いきなり応用編の2級から
販売士試験に初挑戦するという、
チャレンジングな方が大半でした。
第1日目には、初めて教材であるハンドブックを開き、
「なに、これ?」と”目が点”になっている方あり、
「予想以上に難しそう…」と不安げな表情を見せる方あり、といった感じ。
まあ、今思えば当然といえば当然の反応だったと思います。
念のため「売上と利益の違い」など、
ごく基礎的な問いかけをしたみた時に、
頭の上に「?」マークを浮かべ呆然とされている様子を目にし、
私もちょっとだけ途方に暮れたものです。
しかし、皆さんそのような状態から、
毎回遅刻等もなく真面目に出席され、
短期集中で相当な量の知識を学ばれました。
これって、なかなかできないことだと思います。
この努力の成果を活かして、
間近となった9/26の本試験で合格されることを
願ってやみません。
ところで、最終日の講義科目は「マーケティング」でした。
他の科目でもそうですが、
学習する内容のほとんどが、
まだ社会経験の少ない学生の皆さんにとって、
なじみの無い・聞いたことも無いようなことです。
ですから、できる限り、
イメージしやすいよう身近な例や、
実際の事例を紹介するように心掛けました。
マーケティングは特にそういった例示がないと、
理屈としてはフムフムと分かった気になっても、
実感としてピンとこない点が多いかと思います。
さて、こんなことをあれこれと思い返していたときに、
たまたま次のような事例紹介記事に触れました。
→「宿泊予約サイト「relux」篠塚社長に聞く、じゃらんや一休を出し抜いたソーシャル戦略(ビジネス+ITサイト)」
・「100%カスタマーオリエンテッド」なサービスモデル
(大手ができるかできないかではなく、あくまで宿泊者が求めるサービスを提供しており、それが結果的にマネしづらいものであった…というくだりなんて非常に参考になります)
・広告費などの力でどうにかするのではなく、もっとサービスレベルを上げていきましょうというご提案
まさに、これは“顧客満足”の活きた事例!
また、その他テキストで学ぶ
「差別化」「弱者の戦略」「顧客志向から顧客中心のマーケティング」をはじめ、
その他諸々のキーワードの理解にも役立ちそうなポイントが満載です。
勿論こういった参考事例は、Evernoteにスクラップ。
次の機会に活かしていきたいと思います。