今日の甲子園。
残念ながら、地元代表の中京大中京は、
9回のサヨナラ弾を受けて敗退となりました。
中継をみていたらTVカメラが、
なぜか被弾したエース上野投手の姿ばかり追うので、
みているこちらも泣けてきてしまいました。
試合後、インタビューを受けた上野投手も言ってましたが
まさに「1球の重みを感じる試合」でした。
また、この試合では他にも「1球の重み」を感じる場面がありました。
関東第一オコエ外野手のスーパーキャッチです。
2死満塁で放たれた一発に、
もしオコエ選手のグラブが届かなければ
3点の先制点が入っていたかもしれず、
試合のながれも変わっていたことでしょう。
いずれのチームも甲子園まで勝ち上がっていた強豪です。
物凄い努力を重ねてきたはず。
しかし、甲子園は1試合負けたらそこで終わり。
次へは進めません。厳しい勝負の世界です。
こんな球児たちをみて
(たくましいお兄さんたちだな~)
なんて思っていた頃もありましたが、
気付けば、選手たちは自分の子と同じ年頃の男子たち。
(こんな息子がいたら、さぞかし頼もしいだろうな~)
今では、そんな風な目でみてしまいます。
また最近では、
もし人を雇えるような立場であるならば、
甲子園球児のように、
◎体力・知力・努力を総動員して一事に取り組んだ経験があり、
◎結果の厳しさを受け止めたことのある人、に来てほしい。
そんなことを妄想したりもします。
例えば、前述のオコエ選手は、
持ち前の身体能力の高さだけでなく、
グラブを特注してよりキャッチングの精度を高める工夫をしていたり
相手打者の心理まで考えてマメに守備位置を移動していたりと、
自らの役割を果たすために、随分頭も使っています。
→参照:Yahoo!ニュース”オコエ「スーパーキャッチ」生んだこだわりグラブ”
また、一昨日惜しくも敗退した津商には、
今年2名の「試合には出場しないレギュラー」がいるそうです。
いずれも体格的は小柄なほうで、
プレーの技術面で特段優れているわけではないそうですが、
ランナーコーチという役割で技術を磨き、
チームに大きく貢献してきたということ。
→参照:NumberWeb「甲子園の風」”出場試合ゼロの津商“レギュラー”。
甲子園で勝つための仕事は無限に。”
高校野球…まさに人財の宝庫ですね。
弊社がこのような優秀な人材に
就職先として選んでもらうのは至難のわざ…。
しかしまあ、彼らが卒業後、野球のように
「大好きで夢中になれる仕事や職場」に出会え、
その持てる力を存分に発揮してくれたら、
日本の将来も明るいでしょうね!