本日は、某試験の2日目に参戦してきました。
2日合計で7科目受験したのですが、
4科目めぐらいで、あることに気付きました。
試験開始から30分経過すれば、
その時点で解答用紙を提出し
退室してもよいというルールがあるのですが、
毎科目、その開始30分後に試験官に解答用紙を渡して、
さっそうと教室を後にする若いお姉さんがいたのです。
科目によって制限時間は60分のものと90分のものがあります。
いずれにせよ私を含めだいたいの受験者は30分では終われないでいる中、
このお姉さんは、涼しい顔で出てゆくのです。
(どえらい女子がいるもんだ…)
私は、必死に問題に取り組みつつ
密かに舌をまいておりました。
さて、午前中の2科目を終え、
お昼休憩で会場の休憩スペースに腰を下ろしたところ、
なんと隣にその「どえらい女子」が座っていました。
何やらスマホを操作しつつ、くつろいだご様子。
他の受験生は、昼食を取りながらも
午後の科目に備え参考書を開いているような状況なのに…。
(流石だわこの人、必死さが微塵も感じられないっ!)
いったいこれまで、
どんな風に勉強してそのような境地に到達したのか…。
私は最後の悪あがきで参考書のページを繰りながらも、
隣の女子が気になって仕方がありません。
さてしばらくすると、
隣から「カチカチカチカチ!」と微かな音が聞こえ始めました。
何かと思い様子を窺ってみると、
どえらい女子が大胆にも靴を脱ぎ椅子の上に体操座りになって
ポータブルゲーム機でゲームに興じているではありませんかっ!
(たぶん、リズムゲームかアクションバトルゲーム)
ここで、ふと気付きました。
彼女は「受験生では無いのでは?」と。
おそらく、彼女は受験対策校に雇われたアルバイト。
退室可能な時間になったら試験問題を持って退室し、
対策校の担当者にそれを渡す。
それを基に対策校では、
解答速報の作成を始めるのであろうと。
そういえば別の試験でも、
こういうアルバイトさんが、居ました居ました。
たまたま隣席がバイト受験生で、
「鉛筆貸してもらっていいですか?」といわれ、
びっくりしたものです。
立場が変われば視点も変わる。
くだんの彼女から見たら、
必死にもがく中高年受験生たちは
どんな風にみえたのでしょうね~。