ここ数年、比較的小規模な地域のスーパーマーケットで、
「ちょっとひと休み」ができるスペースを設けている店が増えています。
例えば、店の出入り口や自販機の近くに、
小さめのテーブルと椅子が2、3セット置かれているパターンが多いです。
フードコートのように飲食テナントがあるわけでもないので、
私は利用するのに少し抵抗感がありますが、
お年寄りの方は、このスペースでお知り合いとおしゃべりをしたりして、
意外と利用されている様子です。
また、最近ではドラッグストアでも、
調剤コーナー付近にひと休みスペースを設けて、
血圧や脳内年齢、血管年齢、骨密度などが測定できる
セルフチェックコーナーを併設している店舗がみられます。
買物途中のひと休み利用だけでなく、
利用者が薬剤師さんに気軽に相談しやすい場にもなっていて、
お客様にとっても店側にとっても、
これはなかなか有益なスペースなのではないでしょうか。
若い世代は、あまり気にも留めていないかもしれませんが、
自分が高齢者になったときのことを想像すると、
このような「ひと休みスペース」の有無は、
ご高齢の方にとって、買い物場所を選ぶときの大きなポイントになると思います。
さて、昨日の大阪都構想に関する住民投票の結果を受けて、
変革を好まない高齢者層の割合の多さを痛いほど実感しました。
しかし、これからの超高齢化社会の弊害を嘆いてみても始まりません。
若い世代は、自身が社会や政治に対して関心・関与を高めるべきなのは勿論、
この際、徹底的にビジネスの世界で、
高齢者にお金を使ってもらう工夫をして(勿論、真っ当な方法で)、
そこで得た資金やノウハウを、
自分たちが実現したい社会づくりに、
還元していけばよいのではないでしょうか。
橋下市長と同い年な私は、
若い世代とはいいがたい微妙なお年頃ですが、
セルフチェックコーナーで血管年齢と脳年齢を測定しながら(利用してるし!)、
そんなことを思った次第です。
まあまあな、結果…かな?