「ジョブ・カード制度」って、ご存知ですか?
なんとなく聞いたことはあるけれど、
ハローワークに登録するのとは別のこと?
なんていう方もいらっしゃると思います。
PRの仕方がイマイチなのか、
一般的にはあまり知られていないこの制度ですが、
求職者にとっても採用側の事業主にとっても、
利用するメリットはありそうですよ。
ジョブ・カード制度とは
正社員経験の少ない方などを対象に正社員となることを目指していただく制度です。ジョブ・カード制度の詳細
正社員経験が少ない方などが正社員となることを目指して、
ジョブ・カードによるきめ細かなキャリア・コンサルティングを通じ、
企業実習と座学を組み合わせた実践的な職業訓練(職業能力形成プログラム) を受講します。
訓練修了後、訓練実施企業から評価結果である評価シートの交付を受け、
ジョブ・カードに取りまとめて就職活動やキャリア形成に活用する制度です。
(出典:厚生労働省ホームページ (http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/index.html)より一部引用)
もう、これを一読しただけで
難しい、面倒そうと感じてしまいますが…
(”ホップ・ステップ・正社員”のキャッチフレーズはわかりやすいかな?)
つまりは、求職者は
「キャリア・コンサルティング」や「企業実習と座学を組み合わせた職業訓練」を受け、
「ジョブ・カード」に評価等を取りまとめ、
その評価を就職活動に活かせる、というわけですね。
また、採用側の事業主にも、
ジョブ・カード制度活用のメリットはあるようです。
…事業主の方に計画・実施していただける訓練は、
訓練実施企業に直接雇用していただくものとして、
有期実習型訓練と実践型人材養成システムがあります。これらの訓練の計画を策定し、
その計画に沿って訓練を実施していただくことにより、
(1)人材ニーズに合致した人材の育成・確保
(2)アドバイスを受けた訓練計画の策定や訓練の実施
(3)人材育成・能力開発に積極的な企業であることのPR
(4)助成制度の活用による訓練経費の負担の軽減…
(出典:厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/jc06.html)より一部引用)
ちょっと乱暴かもしれませんが、
いわゆる試用期間を訓練期間と読み替えれば、
助成により試用期間の人件費負担が軽減できるということ。
これは助かりますよね。
もちろん、(1)~(3)のメリットも非常に大きいと思います。
あとは、この制度を活用する
求職者と採用社がどのぐらいの数あるかどうか。
あまり利用者が少ないと、
マッチングできる組合せも限られてしまいます。
(もう少し、周知されるといいのになぁ)
各地域の商工会議所内などに、
このジョブ・カード制度をサポートする部署が
設置されているようです。
自社の求める人材と出会いたい!
自社の求める人材として育成したい!
このようにお考えの採用担当者様は、
一度活用されてみてはいかがでしょうか。