2日連続「マイナンバー」ネタで恐縮です。
昨日のブログ(10月に届く!「マイナンバー」)で、
今年の10月に、全国民ひとり一人に、
固有のマイナンバーが届く…云々と書きましたが、
実は、同じく10月には法人にも、
1法人に1つ「法人番号(13桁の数字)」というものが届きます!
(※個人事業者や法人の支店や事業所には、法人番号は指定されません)
法人向けのマイナンバー(法人番号)と
個人向けのマイナンバー(個人番号)には、
桁数、付番を行う機関等いくつか違う点がありますが、
最も大きな違いは、
「法人番号は誰でも利用可能で、その基本3情報は公表される」
という点です。
“法人番号の基本3情報”とは、
法人番号の指定を受けた団体の下記の情報を指します。
1.商号又は名称
2.本店又は主たる事務所の所在地
3.法人番号
これらが、付番機関である国税庁から公表されます。
法人番号については、
単に行政業務や手続きの効率化だけを目的とするのではなく、
民間企業や個人にも積極的にその利活用を促す方向のようです。
こんな資料も出ています。
→法人番号の利活用推進のための方策(経済産業省 平成26年4月発表資料)
今後、基本3情報以外の情報も法人番号に集約されれば、
取引先の与信などにも利用できそうですね。
(情報を公表される法人側には覚悟が必要?でしょうか)
マイナンバー制度…知れば知るほど、
社会全体に大きなインパクトを与える制度だと感じます。
既にマイナンバー制度を導入している米国などの先行国では、
なりすまし犯罪などの問題も出ているようです。
日本では、ぜひ安全な制度運用がなされることを期待して止みません。
(ちょっと不安…)