テレアポ、DM、イベント開催や展示会への出店等々‥
新規客開拓の営業手法って色々ありますね。
直接客先を訪問してアプローチする
いわゆる「飛び込み営業」という営業スタイルもそのひとつですが、
最近では、このスタイルを採用している企業は少ないように感じます。
客側としたら、突然見も知らぬ人が来るのですから、
ガードが硬くなって当然。仕事で忙しい時にであれば、迷惑千万。
これを巧みに攻略するには、かなり高度な営業スキルが必要となります。
しかも、昨今はほしい情報があれば、自らネットで情報収集できる時代です。
「知らない人からわざわざ話を聞く必要はない」となりますから、
ネットが普及する以前に比べ、飛び込み営業をしても、
その労力の割に成約率はかなり低いのではないでしょうか。
実は、そういう私も飛び込み営業の経験があります。
ネットどころかパソコン自体も今ほど普及してない17,8年も昔の話です。
(年齢がばれますね。。。)
事務処理用コンピューターをオーダーメイドソフトとセットで、
中小企業向けに販売するという、営業でした。
業種に合わせたシステム提案のたたき台を準備して臨むわけですが、
当初は受付を突破することすら至難の業。
(その後段々突破できるようにはなりましたが)
しかし、当時の社長さんたちも情報を得る手段は、「人から人」が中心でしたから、
「これはちょっと話だけでも聞いておくか」というところまで持っていければ、
高級車が買えるぐらいのシステムも売れる時代でした。
今はどうなんでしょう?なかなか難しいでしょうね…。
さて、成約率はさておき、
直接客先を訪れる営業スタイルには、
いくつかのメリットもあります。
・客先の事務所や店舗のようすから多くの情報が読み取れる
・客の反応が(表情やしぐさなどから)ダイレクトにわかるため、
こちらもそれに応じた働きかけをすることができる
・社内の人的な関係性が感じ取れる
(誰の意見が社長の意思決定に影響を与えそうか、など)
つまり、言外で得られる情報量が多く、肌で感じられるため、
その情報を活用して相手の心に響きやすい次のアプローチ策を練ることができます。
今の仕事で、私は飛び込み営業することはありませんが、
ご紹介またはお問い合わせ頂いたお客様と初めてお会いする時などに、
「情報を肌で感じた経験」が少しは活きているような気はします。
そういった意味では、新入社員が研修で飛び込み営業を経験するのは、
悪くないのかな、と思います。
(お客様からすればかなり迷惑にはなり、企業のイメージを損ねる恐れもありますが)
さて、こんなネタでブログを書いたのは、
今日、友人から
「自宅を訪れた最強の飛び込み営業ウーマン」の話を聞いたからです。
それは、某キリスト教系新興宗教の布教に訪れた女性なのですが、
友人宅は、仏教のお寺…なんです…。
恐れ知らずとは、まさにこのことですね!