先日、某子供向け施設で「ジオラマ展」が開催されていました。
ウルトラマンやガンダム、エヴァンゲリオン等の
シーンをテーマにしたジオラマの展示なので、
ちびっ子のお父さんたち世代を狙った企画かと思いますが、
ちびっ子を持たない大人だって見たい!
作りはしないけれど、ヒーロー、ロボットものの
ジオラマ見るのは大好きな私です。
しかし、我が子はもう中高生。一緒に見に行ってはくれません。
ふと思い出して、保育園児を持つ友人に連絡をし、
付き添い入場してもらうようお願いしました。
さて、行ってみますと、なんのことはありません。
あきらかに1人で来ているオジサンや、若い女性、中高生などが、
ちびっ子そっちのけで、ジオラマ作品に見入り、
嬉々として撮影をしたりといった状況です。
むしろ、ちびっ子の姿の方が少ないくらい。
心配無用でした。
ちなみに、ダシに使われた私の友人は、
こういったものには何の興味もないので、
「これらの、どういうところが面白いのか」
「どうして、これを好きになったのか」と、
何度も私にたずねてきます。
一から説明するのは、面倒だし、
説明したところで共感を得られないのももどかしい‥なあ‥
そんなことを思っていたその時、
近くで作品鑑賞していたスポーツ刈りの男子高校生が、
「これ、サイコーっすよね〜!」と話し掛けてきました。
少し会話をかわすと、作品の魅力を感じるポイントが、
彼と私でかなり共通していることがわかり、
話がよく通じる、通じる。
なんだか嬉しくなってしまいました。
同じ趣味嗜好を持つ人とは、
世代も性別も、ときには国籍すら超えて
共感することができますよね。
B級でもマニアックでも、
文化の育まれる環境があるって、
個人にとっても社会全体にとっても、
有益なんだと実感したひとときでした。