ITシステムで勝てないときは

ポイントカード。皆さんは、どれくらい持っていますか?
私は、普段持ち歩いているものだけでも5枚あります。
使う頻度の少ないものについては自宅に保管しており、
この数は…たぶん20枚近く。
できるだけ「今日はあの店に行くから使うよね」という時にのみ持ち出すようにしていますが、
外出ついでに予定外の買物をしたときなどには
「肝心なときに持って無かった」ということが多々あります。

先日も、某ショッピングセンターに食料品を買い出しに行った際に、
テナントに入っている衣料品のチェーン店で予定外の買物をしました。
当然ポイントカードは持ってきていません。
会計の際には、こんなやり取りになりました。

 「ポイントカードはお持ちですか?」

 「作ったんですけど、今日は家に忘れてきてしまいました」

 「当日限りとなりますので、ポイントはお付けできません」

この衣料品チェーンのポイントシステムでは、
買物した時点でポイントカードそのものを持っていないと、
ポイントは加算されないのでした。
“レシートに判を押して後日来店時にポイントを加算する”ようなことは..。
「できません」といわれてしまいました。

一方、よく来店する某ドラッグストアチェーンでは、
チェーンのどの店舗でも、
会計の際にポイントカードを持っていなくても、
登録してある電話番号を伝えるだけで、
ポイントを加算してくれます。

たぶん導入しているポイント管理システムの仕様が違うのでしょう。
店員さんには、なんの罪もないのですが、
やっぱり後者のほうに好印象が残ってしまいます。

ちなみに、このドラッグストアのポイント管理システムは、
某ITコンサルティング会社のホームページで
導入成功事例として紹介されていました。
システム導入により顧客の利便性が高まり
顧客満足度が上がったとのことです。

さて最近では、ポイントカードを発行している店舗や会社だけではなく、
提携する他店舗での買い物にも利用できる(貯められる・使える)ポイントカードもありますね。
Tポイントカード、Ponta、Rポイントカードなどは、ネット店舗でもリアル店舗でも使え、
提携先も続々と増えているようです。

tanutanu

しかし、小さなお店や中小企業では…
新しいシステムの導入や提携先の獲得なんて、
やりたくても簡単にできるものではありません。
その分、別のところで顧客満足度を上げていく工夫が
これからますます必要になってくるでしょう。
ITシステムで勝てなくても、
例えば、接客力の向上や品揃え、店内ディプレイの工夫等々、
知恵を絞って、できることを精一杯やっていきたいところですよね!


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