今日、子どもの頃を振り返る機会があり、
ふっと思い出した人がひとり。
それは「野間くん」という同級生でした。
小学2年生の頃、
ほとんど友達らしき友達がいなかった私の
多分初めてのお友達らしき子。
それが、野間くんでした。
いつも、緑と白のボーダーのベストに半ズボンの野間くん。
見た目は正直いってパッとしなかったし、
動きもいまいち鈍かった。
そして、寡黙。
でも、マンガのように細い線の目を垂らし、
いつもかすかな微笑みをたたえ、
いまどきで言えば「癒し系男子」でした。
一緒に地面に絵を描いたり、
キャッチボールしたり
(野間くんは下手だからすぐ終ってしまう)
はっぱや石をひたすら集めたり、
ミノムシの蓑を剥いだり、
そんなまったりした時間を
よく一緒に過ごしたものです。
実は、今とは全く違って
私もこの頃は寡黙だったので、
遊んでいる間は寡黙同士の二人、
ほとんど会話を交わすことは
ありませんでした。
「遊ぶ?」
「(うん)」頷く
「帰る」
「(うん)」頷く
そんな感じで、
必要最小限の言葉で済んでしまう毎日。
でも、とっても心地よい。
まるで相性の合う犬コロ同士のような感じでした。
もしくは原始人同士か。
今、振り返ると、
ものすごく不思議なことだと
我ながらビックリするんですが、
やはり「相性」ってありますね。
なぜかちょっと変な人と、
相性の良い私。
近頃ますます変な人たちが、
周囲に集まってきたような気がします。
寡黙ではないけれど。
(え〜…変な人たち、失礼!)
だからなんとなく、
心地よい毎日が送れそうな予感。
ありがたい限りです。
今後ともどうぞよろしくお願いしますね。
変な人たち!