今朝は、大阪高槻市で起こった事件の結末に
なんともやりきれぬ気持になりました。
被害にあった子たちの姿が、
あちこちの防犯カメラに残されていて、
それが犯人逮捕の有力な手掛かりになったということです。
しかし、カメラの目は定められた範囲を
そのまま記録するだけ。
また、防犯灯のあかりも
この類の犯罪に対しては無力。
防犯カメラや防犯灯のようなモノの先に、
人の目がなければ「防犯」の役割は期待できないのだと
あらためて感じました。
状況を察し危険を予測して声をかけたり、
なんらかのアクションができるのは、やはり人間です。
夜更けから早朝にかけて街をさまよう、
明らかにまだ子どもとわかる二人に、
誰か一人でも声を掛けてくれていたら…と
本当に悔やまれます。
人通りのごく少ない時間帯とはいえ、
商店街という人の集う場、灯りのともっている場で、
誰の気にも留められなかったというのは、
あまりに残念なことです。
確かに、異変を感じたり違和感を覚えても、
知らないよその子に声を掛けるのはためらわれる
という人は多いのかもしれません。
特に普段身近に同じ年頃の子どものいない
環境で過ごしていれば、抵抗感はなおさらでしょう。
しかし、ほんの少し勇気を出して
行動していきたいですし
行動してほしい。
人にしかできないことなのですから。