OJTは計画的に…とはいえ…

企業の人材育成の方法として、
職場内で実際の仕事を通してトレーニングを行う
OJT(On The Job Traning)というのがありますよね。

OJTとは、職場の上司や先輩が、部下や後輩に対し具体的な仕事を与えて、その仕事を通して、仕事に必要な知識・技術・技能・態度などを意図的・計画的・継続的に指導し、修得させることによって全体的な業務処理能力や力量を育成する活動である。
Wikipedia「OJT」より引用

中には、未経験の社員にも
“取り合えず”仕事をやらせてみて、
“手っ取り早く”仕事を覚えもらおうという試みを、
「うちは、OJTで教育してます」
という方もいらっしゃいますが、
これは、正確にはOJTとはいえません。
本来、OJTなるものは、
“意図的・計画的・継続的に指導を行う”必要があるのです。

しかし実際のところ、小さな事業所などでは、
指導する方も日々の業務に追われ、
「取りあえずやってみて、分からなかったら聞いて!」
なんて風に放置せざるをえないパターンが多いでしょう。

実は、私も先日、仕事で猫の手も借りたくなり、

「これなら単純な作業だから未経験でもできるだろう」
「今後も簡単な作業なら任せられるようになるかも」

などと”思いついて”、
中学生の我が子に小遣いをやるからといって、
ある仕訳作業をやらせてみました。

「取りあえずやってみて、
 仕訳がわからないところは
 付箋をつけておけばよいから」

そういい渡して1時間程放置したところ…
fusen
一応仕上がった結果は、こんな感じ。付箋だらけ…です…

次の1時間は、高校生にやらせてみましたところ、
さすがに少々付箋の数は減りました。
しかし、期待していた成果とまではいえず、
今回の経験で習熟したから今度も任せられるそうかというと…
ちょっと躊躇われます。

やはり、無計画にちゃんとした指導もせず
“お仕着せのOJTもどき”をやってみても、
思ったほどの育成効果は出ない上に
“やらされる方”はモチベーションも下がる。
無駄なコストも発生してしまう…というわけです。

職場外でセミナーや研修等に参加させ教育する
Off-JT(Off The Job Traning)に比べ、
講師や会場の手配や研修時間の確保などを考えると、
OJT(もどき)の方は一見、
実施の手間もコストも少なく、
手っ取り早く人手不足解消に効く方法のようにもみえます。
しかし、前述のとおりOJTで育成効果を上げるには
「意図的・計画的・継続的に指導」が必要で、
それなりの手間とコストを要します。
難しいですね。

さて、人事教育部門が無いような小さな事業所でも
手間とコストをできる限り抑えつつ、
人材育成を実施する方法は無いものでしょうか?
実は、無いこともないのですが…
これはまた次回!


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