世の中になにかを広めたい時、
「それを無料で提供する」
という手法は結構よく使われますね。
例えば、商品サンプルの配布、試食は昔からおなじみです。
近年では、フリー版のスマホアプリや
電子書籍で無料読みのできるマンガなど、
広く知ってもらい・試してもらうことで、
次の段階へつなげるようなやり方も非常に増えてきました。
では、世の中に広めたいものが
「人」の場合はどうでしょう?
最近、ある姉妹がそれを実践したようです。
「有名になるにはどうしたらいいか」
そう考えていたアイドルユニットの姉妹
「MIKA☆RIKA」は、
自らを「素材」として、1000枚を超える写真素材を、
世の中に無料提供しました。
↓これらの写真も無料(商用利用もOK)
テーマごとの素材も豊富で結構使えそうです(こちらはビジネステーマ)。
この無料素材提供の反響は、かなり大きく、
SNSでのフォロワー数もうなぎ上りだとか。
↓そのフリー素材を配布しているサイトはこちら
http://mika-rika-free.jp/
姉妹の素材は、ダウンロードした人が、
HPやチラシ、広告用バナーなどに使用するので、
二次的に顔が広く知られるようにもなり、
「名前は知らないけど、この子達見たことある!」となりますね。
CDやライブの売上等にどれほど影響が及んでいるかはわかりませんが、
とりあえず最初の目的である「有名になる」という点では、
大成功のようです(仕事のオファーは増えているとか)。
→参照記事:ITメディアニュース「「予算ゼロで有名になりたい」 無料で使える脱サラ双子姉妹“フリー素材アイドル”が生まれるまで」
しかし、無料で何かを提供するという方法を取る時、
気になるのは、そのコスト。
上述のアイドルの場合は、
撮影費用はクラウドファンディングで調達。
事務所からの持ち出しは0円だそうです。
いい具合にいきましたね!
しかし、一般的な「無料お試し」のようなものでは、
「無料ならもらうけど、有料なら1円でも買わない」
「別にほしいとは思わないけど、無料だから使う」
そんな人が少なからずいることも計算にいれて、
費用対効果のことを考えておかないと
割が合わなくなるでしょう。
「ただバラまいて終わり」にならないよう
無料で提供したあとのこと、
次にどういう段階へと相手を導くかも考え、
その受け皿を用意しておく、
または、自然に評判が広くシェア拡散していきやすい
仕組みにのせるといった工夫がほしいところです。
ところで、期間限定で提供中の
「インドバージョン」素材...
どんなところで使われるのかなぁ?