パスワードは時代遅れ?

Windowsパソコンをお使いの皆さん、
OSは「Windows10」に
アップグレードされましたか?

Windows10の機能のひとつとして、
「PIN(ピン)」という、
パスワードに代わるサインインの方法があります。

Windowsパソコンを起動すると、
最初にパスワードの入力を求められますが、
この”サインイン”時に、
推奨されているのがPINの仕組みなのです。

ところでパスワードといえば…

・あまり短いのはダメ(半角英数8文字以上でーとか、多いですね)

・数字や記号も混ぜたほうがよい

・自分や家族の名前、誕生日などを含めない方がよい

・同じパスワードを複数のサービスで使いまわさない方がよい

などなど、
第三者に推測されにくく、
パスワード漏えいにより悪用などされにくいものを設定することが推奨されています。

しかし、本人自身が、
自分の複雑なパスワードをうっかり忘れてしまうのも、
よくあるパターンですよね。

弊社では、CRMやブログ等の調整をサポートする際に
ログイン情報のご提供をお客様にお願いすることがありますが、
まず9割以上の方が、
ご自分のパスワードを全くといっていいほど覚えていません。
控えもなく、パスワード再発行手続きを取る方も多し、です。

こんなときPINのような仕組みですと
4桁以上の数字の組み合わせで設定すればよく、
銀行ATMの暗証番号のように覚えやすく、
入力しやすいから便利です。

「え?4桁で大丈夫なら、
 普通のパスワードも4桁でいいじゃないか!」

そんな声が聞こえてくるような…。

実は、PINは、
そのパソコン自体と対になっていないと機能しません。

これまでのパスワード認証方式ですと、
どのパソコンからでも、
ネットにさえ接続されており、
かつIDとパスワードさえ知っていれば
誰でもサインインができてしまいます。

一方、PINならば、PINの数字を知っていても、
PINを登録したパソコン本体上からでないと
サインインができ無い仕組みになっていますので、
ちょっと安心です。

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パスワードの流出を防止するために、
しっかりとセキュリティ対策ソフトを
導入しているから大丈夫!

そう思っている方は、要注意です。
あなたがパスワードを入力しているところを
こっそり見た第三者には、ばれちゃいますよね。
意外とこれ、盲点なんです。

先日も、新幹線でお隣だった若い男性が、
おもむろにノートパソコンを取り出し、
私のすぐ横でお仕事を始めていらっしゃいましたが、
サインイン時のパスワードどころか、
Excelで作った社内資料らしきファイルの中身も、
ぜ~んぶお隣の私からは丸見え♪
他人事ながら心配になりました。

皆様も公共の場で、
パソコンを使われる時には
どうかご注意くださいね。


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