やってみてこそわかること

ネット通販で購入したキャビネットがようやく届きました。
跳ね上げ式の扉の「フラップキャビネット」というやつです。
ドライバー一本あれば自分で組み立てられるもの。
しばし、段ボール数箱にぶちこまれていた書類を
一刻も早くさっさと収納したかったので、
仕事の合間をみて、組み立てることに致しました。

完成品の写真はとてもシンプルだったので、
6~8箇所でも、ちょちょいとネジ止めすれば、
すぐに仕上がるだろうと軽い気持ちで部材の梱包を解きはじめたのですが...

やっぱ、そこそこ大変!

まず、ネジは複数の種類があり、全部で24本。
6枚のスチール板(天地・側面・背面・仕切)。
そして、どこにつかうんだかパッとみだけではわからない部材がいくつか。
梱包を解くだけでも、ちょっと疲れました。

最初こそ組み立て説明図を見ながら順に組み立てはじめましたが、
段々悪い癖がでてきて「多分ここにコレはめればいけるな」
と先を急ぐあまり説明図を無視して進めたことも、
自分の首を締める結果になりました。
手順通りにやらないとハマらない部品があったり、
たまたまハマるけれど実は違う箇所を留めるネジであったり。

やっぱり初めてのことは、お手本に忠実に。
手順をひとつずつ確認して進めるのが基本なのを痛感しました。

また、一見ごく簡単な仕組みでできていると思うようなものでも、
それは作り手の工夫の結晶なのですね。

特にスライドさせる部分などは、
組み立てながら、いろいろと考えさせられました。

「あ~、こうなっているのか」
「あ~、確かにここにこの留め具があると安全だ」
「でも、ここはネジ止めしやすい角度に加工してほしかった」

さて、なんだかんだで、
「さあ、これが最後のネジだ!」
というところまでたどり着き、
ウキウキしながらドライバーを回しました。

ところが、回せど回せど、クルクル空転するばかり。
おかしいと思って、そのネジを手にとって確認してみると、
なんと、ネジの溝が無い!

1本だけこんな不良って...
工場出荷前の段階、納入段階、包装の段階でも
発見されなかったってことです。
(ある意味すごい確率)

「検品体制はどうなっているのだろう」
「この後の不良対応はどんな風に進められるのか」

と、まあ、思わぬことまで気になってしまいました。

時短を考えれば組み立てサービスをお願いするのがベストでしたが、
やってみてこそわかること、気付くことってありますよね。
たまには、こういう体験もよいかな、と思った次第です。

jimusyo

なにはともあれ、段ボール箱収納がなくなって、
ちょっとは事務所らしくなりました。


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