お天気に恵まれたGW終盤。
皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?
我が家では「良い天気だから釣りでもするか!」と思いつくまま、
全くノープランで近場の海へと繰り出しました。
釣果は…イマイチ…でした。
振り返ってみれば、次のように敗因だらけ。
× 目的を明確にしていない
(のんびりとした時間を過ごしたいだけ、
なんとしても夕飯のおかずを釣ってかえりたい、
釣りのテクニックを鍛えたい…等)
× 事前にリサーチしていない
(何処で・どの時間帯に・どんな魚が釣れるか等)
× ターゲットを明確にしていない
(どんな環境で・どんな魚を釣るか決めていない)
× ターゲットを釣るのに適した“仕掛け”や“エサ”を準備していない
× 現場で、周囲の人の釣果をみて気が変わり、ポイントを見誤る。
やり方をコロコロ変えては、時間ばかり浪費してしまう。
これでは、失敗して当然でしょう。
なんだか、事業で失敗する例とソックリですね!
さて、こんなダメダメな我が家を横目に、
後からやってきた3世代ファミリーは、
(我が家のすぐ隣のポイントで)
なかなかの釣果を上げていました。
4~5歳の小さな男の子ですら、
お父さんとお爺ちゃんのサポートを受けつつ、
私たちよりも立派な魚を釣り上げているのです。
「なぜだ!すぐ隣の場所なのにっ!」
と大人げない思いを抱きつつ、
お隣を見てみますと、成功要因が満載です。
◎目的が明確である
(父と爺ちゃんも釣りを楽しみつつ、
小さな孫に1匹でも釣らせて楽しませる)
◎周囲の釣り人に声を掛けて情報収集
◎迷いなく釣るポイントを決めてさっさと釣り始め、
終了も、だいたい予定通りの時間で切り上げた。
(小さい子供連れのため、おそらく事前スケジュールを決めてきた。
我が家よりも短時間ですべての工程を終えていた。)
◎装備が整っている
◎この場所で釣れる魚にあった“仕掛け”や“エサ”を使っている
そりゃ、釣れるわけです!
そして「もう、そろそろ帰る時間だね~」と
3世代ファミリーの母が皆に声を掛けた直後、
小さな男の子の竿にヒットが!
父と爺のアドバイスに従って、
男の子は無事20cmぐらいののメジナを釣り上げました。
有終の美は孫が飾るという、理想の展開です。
大人たちは肩の荷が下りたかのように、
ホッとした表情で、男の子を中心に記念写真をパシャリ!
とても素敵なGWの思い出づくりができたことでしょう。
先ほどまで、大人げなく羨ましい目で隣をみていた私も、
なんだか、ほのぼのしてしまいました。
共感できる目的を持って、真っ当な手段で成功した人の姿は、
周囲まで清々しい気分にさせてくれますね!
さて、ほぼ帰り支度が整ったところで、
男の子が再び堤防をよじ登ってきました。
(まだ釣りた~い、とか、駄々をこねはじめるのか?)
と思いきや、
彼は堤防の上ですくと立ち、両手のこぶしを握り締め、
海へ向かってこう叫びました。
「待ってろよ~!魚たちぃ!また来るからなーー!」
(か、かっこええ…映画みたい)
成功者は、情熱にも溢れているものなのですね。